ジョン・ケージ?
ふ〜ん、版画家にも、ジョン・ケージって名前の人がいるんだ? へぇ、知らなかったなぁ。
間の取り方や線のちりばめ方が面白い不思議な作品だな。
なになに?
この一枚の作品を制作するため、別の図面やチャートがあるの?
どれどれ・・・
へぇ、随分と緻密で理屈っぽい人ねぇ〜
ありゃりゃ〜
ジョン・ケージって、やっぱり、あのジョン・ケージ?
そう! この作品、正真正銘あの作曲家ジョン・ケージのものだったんです!
そう言われてみると、プリペアド・ピアノの音が聴こえてきそうではありませんか?(^^)
◇ ◇ ◇
思いがけない場所でのジョン・ケージとの出会い、それは、兵庫県立美術館 − 芸術の館の薄暗い版画展示室の中ででした。
彼の版画は、シャガール、ミロ、アンソールなど数多くの版画作品が壁にかけられた、わりあい大きな展示室の中央に置かれたガラスケースの中で、他の作品群とは全く違う雰囲気を漂よわせていました。
現在、この美術館にはジョン・ケージの作品が35点所蔵されているそうで、これからもコレクションが増えていったらいいですね。
展示室は照明がかなり落としてある上に、どうしても天井の照明がガラスに映りこんでしまい上手く撮れなかったけど、めったにない機会を逃したくなくて何とかカメラに収めてきました。(^^;
◇ ◇ ◇
ところで、兵庫県立美術館 − 芸術の館は、前身の兵庫県立近代美術館のコレクションを引き継ぎ、2002年4月に開館したばかりの新しい美術館だそうで、安藤忠雄さんが設計を手がけられた建物は巨大でした。
神戸港に面した側の大階段と大きな庇は、とても印象的で、城砦のようなゴツゴツした壁面も、なかなかの迫力です。
一方、内部は打ちっぱなしのコンクリート壁の仕上がりが、すべすべと美しく、あちこち見てまわっているだけで、どんどん時間が経ってしまいそうでした。
表参道ヒルズや東京ミッドタウンなど最近の他の安藤さんの作品に比べると、とてもシンプルでストイックな印象すら感じられ、ゆったりと作品を展示し鑑賞できる空間、更にはそれら美術作品を安全に収蔵保管する空間としての機能を、とても大切にしているのだろうなと思いました。
それから、この美術館、前述のとおり展示作品の撮影が許可されているんですよ♪
思わずヨーロッパの美術館みたい!と嬉しくなって、小磯良平記念室や金山平三記念室でも撮影させていただきました。
それにしたって、1989年から継続的に、彫刻作品など手で触って鑑賞する企画が行われていたり、作品の撮影が許可されていたり、兵庫県立美術館の学芸員さん、なかなかやりますね〜♪
しかも、ジョン・ケージの作品まで積極的にコレクションしているなんて、ほんと素晴らしい美術館です。
すごく気にいっちゃいました。(^^)
私のフォトアルバムに、兵庫県立美術館を加えました。
是非、ご覧になってくださいね。
●フォト・アルバム 兵庫県立美術館 − 芸術の館
【画像】上から
ジョン・ケージ
《変化と消滅》より「No.10」
1979ー82年
エングレーヴィング、ドライポイント、フォトエッチング・紙
29×54.3cm
《『変化と消滅』No.10のための制作図面 チャート》
1979ー82年
鉛筆・水彩紙
29×66.1cm
《『変化と消滅』No.10のための制作図面 Run2》
1979ー82年
鉛筆・トレーシングベーパー
48×60.7cm
《『変化と消滅』No.10のための制作図面 Run4》
1979ー82年
鉛筆・トレーシングベーパー
48×60.8cm
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