ダニエル・ハーディング&新日フィル@すみだトリフォニーホール
指揮:ダニエル・ハーディング
新日本フィルハーモニー交響楽団
マーラー:交響曲第6番イ短調《悲劇的》
◇ ◇ ◇
久しぶりのコンサートはマーラーの6番。
しかも指揮者はダニエル・ハーディング!
否が応でも期待は高まる~♪
思えば2008年2月にもハーディング&東フィルの組み合わせでマーラー6番を聴いているのだけれど、今回の演奏は、その時とは随分違ったものでした。
1楽章は奇を衒うようなところのない安定したテンポで進み、どこか都会的でシャキンと洗練された印象。オケはしっかりとハーディングの指揮についてゆき、ヒヤヒヤさせられる場面も、ほとんどありませんでした。
ところが、2、3楽章になると、アルプスの風景が目に浮かび、まるで夏の高原でまどろんでいるような、のどか~な雰囲気に。ゆったりとした気分で音楽に身を委ねてしまいました。
そして4楽章で、また一転。今度はググッと緊張感が高まりました。
さまざまなパーカッションが登場し、見応え聴きごたえたっぷり。注目のハンマー係の打楽器奏者さんはカウベルを鳴らしに舞台裏に引っ込んだり戻ってきたりと大忙しのご様子でした。
最後列のコントラバス奏者お二人は舞台からはみ出して袖のドアに身体が半分隠れてしまうほど大編成のオケは、もう迫力満点!
とっても楽しかった~♪
11月のマーラー7番も聴きたい!