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22 November 2009

近江商人の街並み

Omi_hachiman01近江八幡の街には、ヴォーリズ建築ばかりではなく、天正13年(1585年)豊臣秀次が八幡山に築城した際に開かれた城下町を基に、その後、近江商人の町として栄えた街並みや、交通運輸として重要な役割を果たした堀が現在も残されています。

Omi_hachiman02近江八幡の町家は軒下の壁に貫が見える中二階建てが多く、それが他には例のないデザインの特徴になっているそうです。
特に平成3年に「国重要伝統的建造物群保存地区」に選定された地域は道の両側に古い立派な商家が軒を連ねていて、電柱や電線がないためか、街並みの美しさがとても際立っていました。
何だか洋服を着て歩いてる自分に違和感を覚えてしまったほど。

Omi_hachiman03ところで、この界隈、ピタッと戸や窓を閉ざした家がほとんどで、現在は商売をしている様子も感じられず、住人の姿を見かけることもなかったので、ここで生活する人は色々と制約があって大変そうだなと、ちょっと心配になってしまいました。

Omi_hachiman04また、古い建物や街並みを保存することのみが優先され、そこが単なる博物館的な屋外展示場になってしまっては、あまりよろしくないのではないかなとも感じました。
かと言って、お土産屋さんばかりが軒を連ねるようになっても困っちゃうし、歴史的建造物保存は本当に難しそうですね。

Omi_hachiman05でも、戦後、住民から忘れ去られ一時はドブ川と化していた八幡堀を「堀は埋めた瞬間から後悔が始まる。」という近江八幡青年会議所の呼びかけにより復元再生させたほどの街なので、これからも歴史と伝統を良い形で伝えていってくださるに違いありません。

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