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18 October 2009

同志社大学「アーモスト館」

Doshisha_amherst01一度、門を出て、同志社大学と女子大の間を通っている相国寺の総門へと続く道を進んでゆくと、突如、その瀟洒な姿を現したのが「アーモスト館」でした。

堂々と大きな啓明館とは、まるで対照的な可愛らしい建物は、お伽話に出てくるお屋敷のようで、高い4本の煙突からはサンタクロースばかりでなく妖精や魔法使いも出入りしていそう♪

外観だけでも、これだけ眼を奪われてしまうのだから、内装もさぞかしお洒落なデザインで溢れているのだろうな。

Doshisha_amherst02このコロニアル様式の建物は、同志社大学の創始者新島襄の母校アーモスト大学の卒業生らの寄付で造られた二校の交流のシンボル。
比較的最近まで学生寮として使っていたそうですが、現在は海外からの研究員の長期滞在用の施設として利用されているのだそうです。

Doshisha_amherst03塀や門扉も建物と良く調和していて、洋風建築ばかりの同志社の中でも、この一角だけが特別な空間を作り出していました。

それにしても、何てステキな寮なんでしょう。美しいばかりでなく、良く手入れもされているようで、ここなら快適な研究生活がおくれそうですね。
羨ましい。(^^)

Doshisha_amherst04左の写真は、隣接するアーモスト館の管理棟、こちらもヴォーリズさんの手によるものだそうです。


   ◇  ◇  ◇


同志社大学アーモスト館
登録有形文化財
1932年(昭和7年)
設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
京都市上京区今出川通寺町西入

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