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20 October 2009

同志社大学「新島遺品庫」ほか

同志社大学の今出川キャンパスには、ヴォーリズさんの他にも魅力的な建物が沢山あったので、ここではヴォーリズさんの作品と交えてご紹介です♪

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Doshisha_yushukan西側の門を入ると左奥に見えるのが有終館。
煉瓦が少し黒ずんでいるせいか、いかにも古そうで重厚な雰囲気が漂っています。アプローチの階段も印象的で、なかなかバランスの良いファサードです。
かつて火災被害にあい、取り壊し案も出たそうですが、建築家武田五一からの強い反対にあい修復保存工事が行われました。煉瓦の黒ずみは火災時の傷跡かもしれないですね。
書籍館の役割りを2代目図書館(啓明館)に譲り、現在は事務棟として使われています。

同志社大学有終館(旧書籍館)
重要文化財
1887年(明治20年)
設計:D.C.Green
京都市上京区今出川通烏丸東入


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Doshisha_tienkanこちらは再びヴォーリズさんの設計による建物です。
有終館の斜め向かい側にある致遠館。
周囲に植えられた樹が、すくすく大きく育って、ほとんど建物が見えませんね。(^^;
教室として作られたので入り口を中心にして左右に長く伸びた比較的シンプルな外観の建物ですが、赤い煉瓦に白い石の装飾がさり気なく効いてます。現在は事務棟です。

同志社大学致遠館
1916年(大正5年)
設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
京都市上京区今出川通烏丸東入


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Doshisha_niijimaこの小さな建物もヴォーリズさんです。
女子大側の門を入ってすぐのところにあります。
収蔵庫だから窓が、ぜんぜん無いのですね。(^^;;;
創始者新島襄や同志社関係資料約6,000点が収蔵されているそうです。
原資料は非公開ですがデジタル化されたものはインターネットで閲覧することができます。
新島遺品庫資料の公開

同志社大学新島遺品庫(旧図書貴重品庫)
1942年(昭和17年)
設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
京都市上京区今出川通寺町西入

  
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Doshisha_eikou01新島遺品庫の前を通り、更に奥へ進むと、そのまま隣接している同志社女子大学のキャンパスへ入ることができます。

すると、またまた目をひくステキな建物が次々と現れて来たではありませんか。
その一つが栄光館。女子大の正門からアプローチすれば真正面に位置するシンボル的建物です。
とても個性的なデザインですね。
約1,600人収容できる講堂があり、毎日の礼拝や入学式、卒業式など式典が行われるそうです。

Doshisha_eikou02同志社女子大学栄光館
登録有形文化財
1932年(昭和7年)
設計:武田五一
京都市上京区今出川通寺町西入

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