同志社大学「啓明館」
京都御所のすぐ北に位置する同志社大学と同志社女子大学は近代建築の宝庫。ため息がでるほど美しい建物がキャンパス内に所狭しとひしめいていて、お目当てだったヴォーリズさんの建物も、もちろん観ることができました♪
仁和寺を後にしバスで今出川に到着したのは、ちょうど同志社女子中高校生達の下校する時間帯。女子大生のふりをするのは、さすがにもう無理なので(^^;;;学校見学にきた父兄のような顔をして、怪しまれない程度にキャンパス内を散策させていただきました。
女子大側の門を入ると、すぐ左側にそびえ建っているのが「啓明館」。
1920年に2代目の図書館として落成した、かなり大規模な建物で、2007年には国の登録有形文化財に指定されたそうです。
現在は、同志社社史資料センターや事務棟として使われています。
ドッシリとしたアーチ型の庇のついたファサードがとても印象的で、赤い煉瓦と白い窓枠のコントラストが、とても美しいです。
こっそり潜入させていただき、内側から正面アーチ部分の窓や階段も見せていただきました。
階段手すりの彫刻も手が込んでいて見事です。当時、相当な費用をかけて造られた図書館であったことが、うかがい知れますね。
慌ててシャッターを切ったので(小心者ゆえ(^^;;;)ピンボケ写真です。
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同志社大学啓明館(旧図書館)
登録有形文化財
1920年(大正9年)
設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
京都市上京区今出川通寺町西入