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15 October 2009

宇多天皇と仁和寺

Ninnaji01龍安寺の石庭を眺めていたら、いくら時間があってもキリがなさそうだったので、少し心残りではあったけれど、カメラに数枚写真を納め、次の目的地、仁和寺に向かうことにしました。

Ninnaji02龍安寺を出て、再び「きぬかけの道」を進むと、程なく仁和寺に到着。

広大な境内に足を踏み入れると、真っ直ぐに伸びた幅の広い参道の上に空が大きく開け、すかっと爽やかな気持ちになりました。

Ninnaji03そんな第一印象を持った一方、京都御所の紫宸殿を移築したという金堂や、御殿内の数々の建物や庭は、上品かつ雅やかな趣にあふれていて、書院を結ぶ長い渡り廊下をスルスルとすり足で歩いていると、私まで、どこぞの姫君になった気分でした。(^^;

Ninnaji04それもそのはず、仁和寺は、真夏に「雪景色が見たい!」なんて、とんでもないことを言った宇多天皇が、光孝天皇の遺志をついで落成させた門跡寺院だったのでした。

宸殿や書院は外観も内装も、とても優美。
螺鈿細工の棚や調度品、色鮮やかな襖絵で飾られた部屋が次々と現れました。
これでもかこれでもかと、あまりに沢山あるので、ちょっと見飽きちゃったほど。(^^;

Ninnaji05そんな訳で、飽和状態の目と頭、歩きづめで疲れた足を休めるため、しばらくの間、砂紋の見事な南庭で佇ませていただきました。(^^;;;

Ninnaji06明るい広々とした庭を眺め、元気も回復したところで、そろそろ、今回の旅の、もう一つの目的であるヴォーリズ建築を訪ねるべく動き出さなくてはなりません。
途中、人の多さに閉口してしまいながらも、鹿苑寺、龍安寺、仁和寺で得たものを自分の中に取り込み、再び59番系統の市バスに揺られて町の中心へ戻ることにしました。

まだまだ京都第一日目は終わらない~(^^)

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