横浜のヴォーリズ建築「横浜共立学園」
先日、山手西洋館めぐりをした足で横浜にあるヴォーリズさんの建物も訪ねてみました♪
地図で「ブラフ18番館」や「外交官の家」のあるイタリア山庭園とは地蔵坂を隔てた向かい側の高台にあることを確認し、JR石川町駅から歩くこと約10分。
途中、「乙女坂」という、その可愛らしい名前からは想像もできない急な階段状の坂道に一瞬ギョッとさせられたものの、庭の木々も豊かな閑静な住宅街を抜けたところに、目指す横浜共立学園中学校高等学校はありました。
横浜共立学園は、1871年(明治4年)に設立されたアメリカン・ミッション・ホームを起源に持つ日本で一番古いプロテスタント・キリスト教系の女学校だそうで、その校舎がミッション系の学校建築を数多く手がけたヴォーリズさんの設計であることは大いに頷けますね。(^^)
そんな伝統ある女学校ですから、そう容易く中に入れるはずのないことは覚悟の上での訪問でしたが(しかも、訪ねたのは日曜日)、生垣の隙間や門扉の間から校庭の奥にたたずむ美しい校舎を見ることが出来ました。
そして、全景をカメラに収めるのは無理でしたが、障害物に遮られながらも、ちゃっかり撮影までさせていただいてしまいました。(^^;
ピッタリと閉ざされた門の前で暫らくウロウロしていたかと思ったらカメラまで取り出した私の姿、門に設置された防犯ビデオに、しっかり記録されたことでしょう。(^^;;; あ~ハズカシ~
建物の正面はハーフティンバースタイルで、沢山並んだ大きな窓が印象的ですね。
脇にまわると、高い塀に囲まれて上部だけしか見えませんが、連続アーチが、どことなくスパニッシュ風です。
棕櫚の樹が似合ってますね。(^^)
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横浜共立学園中学校高等学校
1931年(昭和6年)
設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
横浜市中区山手町212番地