ダニエル・ハーディング&新日フィル@すみだトリフォニーホール
2009年3月6日(金)
すみだトリフォニーホール
指揮:ダニエル・ハーディング
新日本フィルハーモニー交響楽団
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
◇ ◇ ◇
ハーディングのフランスものも聴いてみたいと思い、春の嵐の中、すみだトリフォニーホールに出かけてみました。
ドビュッシーらしからぬ、ラヴェルらしからぬ、ベルリオーズらしからぬ、なかなか個性的な演奏でした。
ただ、以前ハーディングの演奏で味わった、ハッとさせられるようなエキサイティングな曲作りは残念ながら感じられず、ちょっぴり期待はずれでしたが、曲が違うのだから、それは当然のことなのかもしれません。
特に前半のドビュッシーやラヴェルは響きがくぐもっていて、私が求める色彩豊かな煌めく音楽には、ほど遠かったです。(^^;
これは指揮者ではなくオケのせいかもしれないし、もしかすると私の座席が悪かったのかな?
それとも、このところサントリーホールに行くことが多かったので、いつの間にか私の耳がサントリー仕様になってしまったのかも? だとしたら矯正しなきゃ(^^;;;
後半のベルリオーズは、もともと風変わりな面白い曲ですが、「おおっ!」と思ったのは4台のハープが指揮者の左右斜め後側に2台づつという変わった配置。
録音を聴いているだけでは解らないことなので、とても興味深かったです。
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