「イタリアへ 須賀敦子 静かなる魂の旅 最終話"ローマからナポリの果てに"」
今日1月19日は、須賀さんの80回目のお誕生日。
なかなか纏まった時間がとれずHDDに入れっぱなしになっていた「イタリアへ 須賀敦子 静かなる魂の旅 最終話"ローマからナポリの果てに"」(BS朝日)をやっと見ることができました。
第1話"トリエステの坂道"や、第2話"アッシジのほとりに"に比べると、総括的で、掘り下げが浅く、物足りなさを感じてしまったのは、私が、つい最近まで『考える人』の特集を読んでいたせいもあるのかなぁ・・・
須賀さんの作品の朗読と、それに重ねられた美しい映像は、ちょうど人の歩く速さに合わせたようなゆったりとしたテンポで進み、慌しい日常から、しばし離れることはできたけれど、「やっぱり、須賀さんの作品を読まずして、須賀さんの本当の魅力は解らないよな・・・」と、逆に、改めて強く感じさせられました。
一昨日、従姉妹が須賀さんと同じ病気で他界しました。
病気がみつかって、手術もしたのに、わずか7カ月で天に召されてしまいました・・・
儚い命・・・
丁寧に生きよう。
今この瞬間瞬間を大切にしよう。