「横浜トリエンナーレ2008」再び&「心ある機械たち」
もう先月半ばのことになってしまいましたが「横浜トリエンナーレ2008」へ再び足を運びました。
前回(10月半ば)行った時には長い行列ができていて断念した作品や周りきれなかった会場「日本郵船海岸通倉庫」にも、今回はタップリ時間を費やせたばかりでなく、会場の移動中、偶然、通りがかった「旧横浜銀行本店別館」(昭和4年築)を改装したステキなギャラリー「BankART 1929 Yokohama」で開催されていた現代美術の展覧会も観ることができました。
そのBankART Life II「心ある機械たち」展は、横浜トリエンナーレ2008との共通チケットも発売されていた企画展で、既にトリエンナーレのチケットを持っていた私は300円で入場することができました。
とても面白い作品がいっぱいで、なかでも作曲家で美術家でもある川瀬浩介さん(1970〜 )の《ベアリング・グロッケン》は装置の造型性にも目がゆきましたが、その美しい音色に暫し足をとめて聴き惚れてしまいました。
牛島達治さん(1958〜 )の巨大な耕作機械のような《地の風車 コンセプトモデル》や磯崎道佳さん(1968〜 )の案山子のような《SHU-PO-PO》も良かったな♪
トリエンナーレの会場にもなっていた日本郵船海岸通倉庫1階のBankART Studio NYKに展示されていた建築模型も見事でした。
遅まきながら「BankART Life II」のガイドブックをめくってみて、現代美術だけでなくライブやパフォーマンスなど幅広い演目を、横浜の公的施設や歴史的建物、飲食店、商店、空き店舗などと協働して展開していくプロジェクトだということを知りました。
正直言って、こちらの企画のほうが私的にはトリエンナーレよりも「好きだな良いなぁ」と思う作品に多く出会えました。
それから、日本郵船海岸通倉庫の建物そのものが面白く、そこに展示されていた作品よりも夢中になってしまいました♪
【関連エントリ】
「横浜トリエンナーレ2008」その1