Bunkamuraザ・ミュージアム「アンドリュー・ワイエス」
すごいな~
水彩で、ここまで表現できるんだ~
以前から噂には聞いてたけど本当だったんだ~!
荒涼としたアメリカの風景や、内面を深く掘り下げた人物を描くことで知られている画家アンドリュー・ワイエス(1917~ )の展覧会で、その卓越した水彩の描画テクニックに驚かされて帰ってきました。
それは、つい数週間前、先生や仲間と集った時のこと。
ワイエスの水彩技法のことが話題になり、まだ一度も本物を観たことがない私と先生との間で
秩父の加藤近代美術館に6、7点あったはずだけど・・・
確か何年か前に閉館しちゃったんだよね~
あの作品群、今、どこ行っちゃったんだろうな?
へえ、そうなんですかぁ・・・
それは残念だなぁ、観たかったな・・・
なんて話をした矢先、街で偶然見かけたポスターで「アンドリュー・ワイエス 創造への道程(みち)」と題された展覧会がBunkamuraザ・ミュージアムで始まることを知りました。
そして、おぅ!なんてタイムリー!まるで私のための展覧会ね(オメデタイ私)と、早速、開催初日に足を運びましたよ〜♪
今回の展覧会では、テンペラの作品を制作する準備として描かれた鉛筆や水彩による習作が、それぞれ比較できるように展示されていたのも私にとってラッキーでした。
テンペラ作品にみられる堅さのようなものもワイエス独特の世界を作り出していて惹かれましたが、水彩画のほうにはテンペラ作品にはない勢いがあり、画家の息づかいまでもが伝わって来るようで、習作と言えども作品としての魅力を充分に備えているなと強く感じました。
それにしても、あのセピア色の水彩画は本当にステキ♪
お薦めの展覧会です。