飛鳥寺と飛鳥大仏
のどかな田園の中を小さなバス「あか亀」にゆられて次に向かったのは飛鳥寺。
596年に創建された日本最古のお寺です。
現在は、20人も入れば一杯になってしまいそうな本堂と鐘楼くらいしかない小さなお寺ですが、創建当時は塔を中心に三つの金堂、講堂、廻廊を持つ大伽藍の寺院だったそうです。
飛鳥寺には日本最古の釈迦如来坐像(609年)も残っています。
そうです! 斑鳩の法隆寺や法輪寺ですっかり魅せられてしまった飛鳥時代の仏像です!
別名「飛鳥大仏」と呼ばれる釈迦如来坐像は高さ3メートルもあり、平安、鎌倉時代に起こった火災で全身に火をかぶり、痛々しい修復の跡が幾つもありましたが、1400年もの間、一歩も動かず、ずっとこの場所に座り続けていらっしゃるなんて凄いことだと思いました。
藤原京から平城京に遷都された時、官立の大寺は優先的に移されたそうで、飛鳥寺も元興寺に名を改めて移ったのだそうです。
都のお引っ越しと共に移動しなければならないというのも随分と大変だったろうなぁと思うのですが、その頃は宮殿もお寺も建物を解体し新京に運んで再利用することが多かったそうです。
エコですね〜
●フォト・アルバム 飛鳥寺(高市郡明日香村)
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Comments
sandazさん、こんばんは。
いや〜ダラダラと続いてる奈良旅行記を読んで頂けるだけでも大変ありがたいのに、やさしいお言葉、恐れ入ります。(^^;;;
伊勢神宮は私も行ったことないです。(^^;
これまで私、ずっとヨーロッパのほうばかり向いていて日本のこと何にも知らなかったことに気がついたんです。(^^;;;
いずれ伊勢神宮も訪ねてみたいです。
それから、sandazさんも、須賀さんがお好きなのですね。
わぁ嬉しい!(^^) 須賀さんは私の憧れの女性です。
ピアノも弾かれるのですか?
私は最近なかなか新しい曲の開拓ができず、もっぱら指慣らし程度でお茶を濁してます。(^^;;;
(当分、大丈夫だと思うのだけど、姪っ子に追いつかれないように(^^;)
ところで
知的? 聡明?
それって誰のことでしょう?
私は、相変わらずこのとおり適当なことばかり書き散らしておりますので、とんでもないことでございます〜〜〜
Posted by: snow_drop | 11 August 2008 21:32
にけさん、こんばんは。
詳しくコメントありがとうございます。
大仏さまの写真は、また撮るチャンスはあるけれど、偶然1400年記念法要に遭遇するなんて、望んで出来ることではないので、それは、とてもラッキーですよ〜(^^)
そうでしたか、あの小さなお堂の前に200人を上回る参列者が集まったのですね。
私も1400年記念の「散華」をいただきましたよ。(^^)
Posted by: snow_drop | 11 August 2008 21:04
こんばんは。
以前にお能のコメントでお返事いただきました。
とても嬉しいです。
この奈良の旅も内容がとても細密で読んでいてわくわくしてきます。奈良へは修学旅行以来なので、是非テキストに出かけてみたいな、と思いました。
私は最近なぜか伊勢神宮が気になるんです。
この夏休みに!とも思っていたのですが、あまりに暑いので私にはちょっと無理かなと。
snow_dropさん5月生まれなんですね!
私も同じ4日です。私の周りは牡牛座だらけです(笑)
須賀敦子さんもピアノも結構クロスすることが読んでいて多くとても惹かれます。
私もsnow_dropさんみたいな知的で聡明な女性になりたいです〜
Posted by: sandaz | 10 August 2008 23:48
こんばんは。
私のブログでお読みになっているかもしれませんが、今年の春、4月8日に飛鳥を歩いていて、偶然『飛鳥大仏開眼1400年記念法要』の開始に当たりました。
「飛鳥時代に造立された国内最古の金銅仏、飛鳥寺(奈良県明日香村)の本尊・飛鳥大仏(釈迦如来坐像)が、開眼供養から1400年目を迎えるのに当たり、8日に同寺で記念法要が営まれる。飛鳥大仏(高さ2.75メートル)は、推古天皇が渡来系仏師の鞍作鳥(くらつくりのとり)に命じて作らせ、609年4月8日に開眼供養が行われた。」
本堂の大仏正面を取っ払って、大仏さまの前に200人ぐらい座っていました。壁があるため、大仏は首から下しか見えない状況です。今回は純粋に、大仏の写真をとろうと思って行ったのに、拍子抜けしました。
Posted by: にけ | 10 August 2008 20:14