東京都庭園美術館「舟越桂 夏の邸宅」
夏休み半ば、舟越桂さんの作品を観に、東京都庭園美術館を訪ねました。
とてもステキな展覧会でした♪
ルネ・ラリックの大きなガラスの扉の前、単色油彩の壁紙の客間、明るい浴室、書斎など、それぞれの部屋やコーナーと舟越さんの作品がとても良く調和し、ゆったりとして涼やかな展示は夏の日の午後をのんびりと過すのにピッタリな空間を作り出してました。
足を運ぶたびに新たな発見のある珠玉の美術館ですね。
ところで、舟越さんの淡く彩色された木彫の人物像って丹精で清潔感があり好きです。
そうそう! 須賀さんの本の何冊かの表紙にも舟越さんの作品が使われているのですよね。
今回の作品の中で特に印象に残ったのが《戦争をみるスフィンクスⅡ》(2006年)でした。胸にズンと来ました。
そういえば、長崎にある《二十六殉教者記念像》などで知られる彫刻家の舟越保武さんて、桂さんのお父さんだったのですね。
それから今回の展覧会のドレスコード割引は「木から生まれたもの」です。私は、一昨年マルタ島でみつけたウッドビーズのブレスレットをしてゆきました♪