ウェーバー《魔弾の射手》@新国立劇場
2008年4月20日(日)
新国立劇場 オペラ劇場
ダン・エッティンガーが聴きたくて、新国立劇場へ行ってきました♪
この作品、ドイツでは、とても人気のある演目なのだそうですが、私は、この日、生まれて初めて聴きました。(^^; (予習の為に一応CDは聴いたけど)
そんな訳で、どうしてドイツ人は、このオペラが大好きなのか?と、ずっと考えながら鑑賞することになってしまい、結局、理由は何となく解ったような?解らなかったような?だったのですが(^^;;; ま、日本人の私も、それなりに楽しめる公演でした。
ゆっくり目で始まった序曲は次第にテンポがあがり、エッティンガーさんの緩急メリハリのある指揮は、途中、歌が取り残されそうになる箇所もなくはありませんでしたが、まずまず楽しめました。(^^)
そうそう、エッティンガーの振るオペラを聴くのは2006年の《イドメネオ》以来かと思っていたら、2007年の《ファルスタッフ》も、そうだったみたいです。(^^;
あの時は、フェルメール風の舞台美術にばかり目がいってしまって、やっぱり耳が疎かになっていたのだなぁ、反省。
歌手は、アガーテを歌ったエディット・ハッラーの暖かな声が清らかな乙女にピッタリで、その丁寧な歌いぶりにも好感が持てました。
エンヒェンのユリア・バウアーは、声量がなく時々オケの音に歌が負けてしまいそうでしたが、ボーイソプラノ思わせるピュアな声には独特の魅力がありました。
おまけに演技も上手いし容姿もホッソリ可愛いので、ズボン役なんて良さそうと思ったら、既にオスカルを歌ったことがあるようですね。(^^) ケルビーノも似合いそうだな♪
演出や舞台美術は、まるで、どこかのテーマパークのアトラクションのようでした。(^^;
そう感じさせる要因の一つにもなっていたポップな衣裳は、NHKの幼児番組「にほんごであそぼ」の美術や衣裳でもお馴染みのアーティスト ひびのこづえさんが担当されていて、私的には全然OK!でした。(^^)
村の娘たちのボヘミアン・テイストの衣裳も、とても可愛く、この春ちょうどストリート・ファッションにもなってるので、そのまま街に出ていっても大丈夫そうって思いながら見てました。
それから、狼谷の場面ではPAが使われ、合唱やザミエルの声が劇場の客席までグルグルまわるようにエコーさせたのには驚きました。けれど、今後こういう手法が増えるのかなぁ? こういうのもありなのかも?って、それなりに楽しみました。
◇ ◇ ◇
ウェーバー《魔弾の射手》
指揮:ダン・エッティンガー
演出:マティアス・フォン・シュテークマン
衣裳:ひびの こづえ
アガーテ:エディット・ハッラー
エンヒェン:ユリア・バウアー
カスパール:ビャーニ・トール・クリスティンソン
マックス:アルフォンス・エーベルツ
隠者:妻屋 秀和
ザミエル:池田 直樹
オットカール侯爵:大島 幾雄
クーノー:平野 忠彦
キリアン:山下 浩司
花嫁に付き添う四人の乙女:鈴木 愛美、田島 千愛、高橋 絵理、中村 真紀
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
The comments to this entry are closed.
Comments
KYON2さん、こんばんは♪
わ〜い、すぐに解っちゃいましたよ〜!(^^)
コメントありがとう。
こちらこそ、昨日はお疲れさまでした。
最近すっかり備忘録化してしまったマイ・ブログ。
勝手な感想文ばかりなので、お恥ずかしい限りですが、また、お立ち寄りくださいませね♪
いちご、可愛いでしょ♪ こんなことして遊んでばかり。(^^;
KYON2さんも良い週末を!
Posted by: snow_drop | 25 April 2008 23:38
こんばんは。初めてコメントさせていただきます


に行かれたのですね。今回はオペラ


買って帰ろ…

昨日はお疲れ様でした
って、さて私は誰でしょう。。。
snow_dropさんのご存じの私です
またまた、ステキな演奏会
snow_dropさんのブログを読むと、私も観に行った気分になれます
また次回も楽しみに読ませいただきます。
それにしても…たくさんのイチゴが降ってきたのには驚きました
では、ステキな週末をお過ごしください
Posted by: KYON2 | 25 April 2008 20:35