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31 March 2008

3月おぼえがき

◆本
ピーター・バーグ(諸川春樹/訳)『時代の目撃者 − 資料としての視覚イメージを利用した歴史研究』2007年、中央公論美術出版
新藤 信『クレーの旅』2007年、平凡社(コロナ・ブックス 135)
リルケ(大山定一/訳)『マルテの手記』1980年、彌生書房

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28 March 2008

今年の春も六本木♪

六本木の国立新美術館で4月2日(水)から14日(月)まで開かれる公募団体展に、今年も何とか入選することができました。

国立新美術館では同時期に「モディリアーニ展」(私にしては珍しく前売りチケットを入手)や「アーティスト・ファイル 2008―現代の作家たち展」も開催されています。
また、すぐ近くのサントリー美術館では「ガレとジャポニスム展」も開催中です。

お近くにお越しの際は、どうぞお立ち寄りください。(^^)

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27 March 2008

エッティンガー&東フィル@サントリーホール

2008年3月8日(土)
サントリーホール


指揮/ピアノ:ダン・エッティンガー
ヴァイオリン:荒井 英治(東京フィル ソロ・コンサートマスター)
チェロ:黒川 正三(東京フィル チェロ首席奏者)
東京フィルハーモニー管弦楽団

クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲第1楽章
ロベルト・シューマン:交響曲第4番
ヨハネス・ブラームス:交響曲第4番

   ◇  ◇  ◇

ええっ? シューマンの交響曲4番って、こんなだったっけ?
わぁ いい♪ すごく良い♪
この夜は、今まで、あまり得意ではなかったシューマンの4番を見直さずにいられない演奏会となったのでした。(^^)
これからは、もっとシューマンも聴かなくちゃ。

さてさて、ダン・エッティンガーさんの指揮を聴くのは、新国立劇場でベートーヴェンのオペラ《イドメネオ》を聴いて以来、今回が2回目3回目。(《ファルスタッフ》を忘れてました。(^^;)
オペラの時はオケピットの中の様子を見ることができなかったけど、今回は指揮だけでなくピアノ演奏するお姿までバッチリ拝見してしまいました。

イスラエル交響楽団の音楽監督であり、2003年からはベルリン・シュターツ・オーパーの首席指揮者ダニエル・バレンボイムの助手として活躍しているエッティンガーさんは、最初バリトン歌手としてスタートし、その後、ピアニストとしてオペラ歌手の伴奏やコーチも務めた経験があるのだそう。
どおりでピアノ三重奏曲でのピアノの腕前も素晴らしいわけだ!

ところで、クララの曲は初めて聴きましたが、優しく穏やかな気持ちになる曲で・・・
実は・・・
途中、ちょっと眠気に襲われました。(^^;;;

2曲目からはピアノを離れ指揮台へのぼったエッティンガーさん。
体格が良いせいもあるのだろうけど、まだ30代半ばと若いのに、とにかく存在感がありました。
指揮をする姿が、どことなく師匠バレンボイムにも似てたような気も・・・

そして、衣裳もステキなんです♪
それは、よく指揮者が身につけてるテールコート(燕尾服)ではなく、ちょっとクラシカルなフロックコート。
襟を立てた黒いシャツと、ツンツン毛先を立たせた髪型も、とても似合ってました。
そしてそして、もちろん奏でる音楽も、一瞬たりとも聴衆を逸らさないパワーでみなぎっていました。(^^)

3曲目のブラームス4番も暗譜で臨まれるほどの熱のこもった演奏でしたが、とにかく、2曲目のシューマンがすばらしかったです。

エッティンガーさんも要チェック♪
新国立劇場の《魔弾の射手》も行こうかなぁ・・・

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21 March 2008

山形政昭(監修)『ヴォーリズ建築の100年』

Vories100以前、何気なく橋爪紳也(監修)『大大阪モダン建築』を見つけた本屋さんで、またもや、ラックの後ろのほうに隠れていたステキな本を発掘してしまいました♪
相性いいのかなぁ? ここの本屋さんと私。(^^)

その本は、山形政昭(監修)『ヴォーリズ建築の100年―恵みの居場所をつくる』(2008年、創元社)

今年は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが建築事務所を開いて100年目にあたるそうで、ヴォーリズに縁のある滋賀県の近代美術館ではウィリアム・メレル・ヴォーリズ展が3月30日(日)まで開催されています。
そのことを少し前に放送されたNHKの番組「新日曜美術館」(だったはず)で知った時、「見たいな、一度は滋賀にも行ってみたいし。あぁ、でも今は時間がないものな。無理だな~」って思っていました。

そこに現れたのが、この本。
縦約30センチはある大型本で図版満載のとても充実したもの。
それもそのはず、この展覧会の公式カタログとして作られたものだったのです。
なんてラッキーなんだろう、私。
東京に居ながらにして入手することができるなんて。(^^)

心斎橋の大丸さんをはじめ代表作の写真も盛り沢山で見応え読み応え抜群! 今はもう取り壊されて存在していない建物の写真も収録されているし、ずっと保管したい大切な一冊になりそうです。(^^)


追記:上記展覧会は、福岡の西南学院大学博物館、軽井沢町歴史民俗資料館、大阪芸術大学博物館、そして2009年になってからですが東京の松下電工汐留ミュージアムにも巡回するそうです。
やったぁ!(^^) 大分先だけど楽しみに待ってよう。

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17 March 2008

神楽坂を散歩

神楽坂。
Wakanaそこは表通りから細い路地を入ると、ビルの谷間にひっそりと、でも威厳を保って能楽堂が門を構えていたり、粋な江戸の面影が残る横町だったり、ひょいと角を曲がると突然パリの下町を思わせる一角が現れたりする、訪ねる度に新しい魅力の発見できる楽しい町。

最近でこそ超高層マンションが建ち、表通りにはコンビニやファミリーレストランの看板も見え隠れするようになって、町の景観も随分と変わってしまったそうだけど、未だに、一筋裏に入れば庶民的な住宅が軒を連ねていて、猫ののんびりお昼寝する姿に出くわすことも。

Theobromaそして、気取りのない日用雑貨や食糧品を売る商店から、江戸時代に「くだり物」と言われた京都の小物や着物を扱うおシャレなお店まで揃っているのも、この町の魅力の一つなのかな?

さらに、甘味処にパン屋さんに高級チョコレート屋さん、フレンチやイタリアンのレストラン、居酒屋さんから敷居のえらく高そうな料亭まであって、とにかくバラエティ豊か。
運が良ければ、お座敷に急ぎ足で向かう芸者さんの姿を見ることもできるのですよ♪(^^)

Yaraiそんな神楽坂の町を、ここ一年半ほど前から散策する機会が増えました。
日頃、なかなか情報誌に目を通したりできない私なので、そのほとんどが、たまたま前を通りがかったり、友人が薦めてくれたところではありますが、備忘録を兼ねて時々ご紹介していこうと思います。

【画像】上から
兵庫横丁にある老舗旅館「和可菜」の黒塀
チョコレート屋さんの「テオブロマ」
「矢来能楽堂」の門構え

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16 March 2008

風信子忌

今年3月20日は、須賀敦子さんが亡くなられてちょうど10年目にあたる。

今日、ふと庭に目をやると、数日前まで蕾だった白とむらさきのヒヤシンスが、暖かな日差しをうけて咲いていた。
そうかぁ、須賀さんはヒヤシンスの花咲く頃、天に召されたのかぁ・・・

むらさき色のヒヤシンスと言えば須賀さん、須賀さんと花と言えば、やっぱりヒヤシンス。
そうだ! 太宰治の桜桃忌、与謝野晶子の白桜忌、芥川龍之介の河童忌なんかの真似をして、須賀さんの命日は「風信子(ヒヤシンス)忌」なんてどうだろう。
【注】 詩人で建築家の立原道造さんの命日3月29日が「風信子忌」とされているそうです。(27Mar2008追記)

私は夙川のお墓までゆくことが出来ないけれど、ヒヤシンスを摘んできてコップにさし、どれかとっておきの須賀さんの作品を一遍選び、ゆっくりと読みながら、須賀さんを偲ぼうと思う。

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10 March 2008

ブリヂストン美術館「コレクションの新地平 − 20世紀美術の息吹」

Klee先週末、ブリヂストン美術館で「コレクションの新地平 − 20世紀美術の息吹」 を観てきました。

静かな美術館で、ゆっくりと優れた作品と向かいあうことができ、カラカラ状態だった身体の中にじわ〜っと水分がゆきわたるが如く、久しぶりに心の栄養補給ができました!(^^)

それにしたって、このところ暫く制作に追われていたり、観たいなと思う展覧会が無かったとは言え、指折り数えて我ながらビックリ!
なんと! 美術館へ足を運んだのは、昨年9月に大阪や神戸で美術館巡りをして以来、半年ぶりだったんです。
も〜 そうでしょ〜 あまりにも空きすぎ〜(^^;;;
やっぱり、まめに栄養は摂らなくちゃ!(^^)

Kandinskyさてさて、そんな私の個人的事情はさておき、このコレクション、一見の価値ある素晴らしいものだと思います。

大好きなパウル・クレー、カンディンスキーの作品にも会えたし(^^) 以前、国立近代美術館で観た時は、その魅力が解らなかったアンリ・ミショーも「わぁイイなぁ!」って見直すことができました。

特に見ごたえがあったのが、ベン・シャーン(1898〜1969)の版画集《リルケ『マルテの手記』より一行の詩のために》(手すき紙に24葉のリトグラフによる版画集 1968年刊行 限定950部の内の101)

ベン・シャーンてステキ、要チェック!

それから、ザオ・ウーキー(1921〜)の《07.06.85》(1985年 油彩・カンヴァス 114.8×195,2)の神秘的なブルーには吸い込まれそうなくらい魅せられました。
また、村井正誠さん、白髪一雄さんという、今まで知らなかった画家の作品に出会えたことも収穫でした。

とにかく、どの作品を観ても、支持体、えのぐ、技法、サイズ、すべてが自由。のびやかで気持ちいい♪
絵に、こんな力があるなんて。
やっぱり、すごい!

Mondrian【画像】

パウル・クレー《ホフマン風物語の情景》
1921年 リトグラフ・紙 31.5×23.0;35.2×26.5

ワシリー・カンディンスキー《二本の線》
1940年 ミクストメディア・カードボード 60×70

ピート・モンドリアン《砂丘》
1909年 油彩・鉛筆・厚紙 29.6×39.1

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