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30 November 2007

ベーゼンドルファーとヤマハの関係

ああ!
やっぱり噂どおりヤマハがベーゼンドルファーを買収することになったのですね・・・

経営の苦しかったベーゼンドルファーがヤマハの傘下に入り、これまでどおりのピアノ作りが続けられるのであれば、それも仕方のないことなのかなと思う・・・
ピアノに限ったことではないけれど、熟練した職人さんたちの手仕事によって創りだされるものを守るって大変な事なんですね・・・
でも何だか、複雑な気持ち。

そんなことは無いと思いたいけれど・・・ どうかヤマハさん、ピアノ作りのお手本としてきたベーゼンドルファーなのだから、おカネ儲けのためだけに利用して、そのうちまたポイってしたり、音色まで変えてしまわないでくださいね。お願いします。


ヤマハ、ピアノ名門ベーゼンドルファー買収へ(asahi.com)

 ヤマハは28日、オーストリアの世界的ピアノメーカー、ベーゼンドルファー(本社・ウィーン)の買収に向け、優先交渉権を得たことを明らかにした。ヤマハが全株式を取得する方向で最終調整している。

 ベーゼンドルファーは1828年創業で、米スタインウェイ、独ベヒシュタインとともにピアノメーカーの「世界御三家」と呼ばれる。年間生産量はわずか数百台で、創業からの累計も5万台に満たない。現在は米投資会社サーベラス傘下のオーストリアの銀行が同社の株式を所有しているが、経営難から売却先を探していた。

 ヤマハは、ピアノの販売金額シェアでは世界一。販売力を生かしてベーゼンドルファーの経営を立て直し、高級ピアノ市場を開拓する考えだ。 (2007年11月28日18時50分)


名門ピアノのベーゼンドルファー、ヤマハが買収へ(YOMIURI ONLINE 読売新聞)

 【マドリード=石黒穣】スタインウェイ、ベヒシュタインと並ぶ世界屈指の高級ピアノブランドで、ウィーンに拠点を置くベーゼンドルファーを日本のヤマハが買収する方向となった。

 親会社であるオーストリアの労働経済銀行が29日、株式の100%譲渡に向けてヤマハと最終交渉に入ったと発表した。

 1828年創業のベーゼンドルファーは、ピアノの名手フランツ・リストから絶賛されたことで評価が高まり、オーストリア・ハンガリー皇帝から明治天皇への献上品とされたこともある。今でも、ウィーンの音楽文化と切り離せない存在だ。

 従業員は200人未満で、グランドピアノの年産台数は300〜400台とされる。熟練職人が手間と日数を費やす少量生産が特徴だが、経営的には苦しく、米投資ファンドの傘下に入った同銀行が手放す方針を決めた。

 買収金額は明らかにされていないが、ヤマハ側は1400万ユーロ(約23億円)を提示したとの報道がある。(2007年11月30日0時5分)


ヤマハ、オーストリアのピアノメーカー買収で合意(NIKKEI NET 日経ネット)

 【ウィーン=桜庭薫】ヤマハが著名な高級ピアノメーカーであるオーストリアのベーゼンドルファーを買収することで27日合意した。複数の交渉関係者が日本経済新聞記者に明らかにした。買収額は推定で1500万ユーロ前後(約25億円)で、28日にベーゼンドルファー側がウィーンで発表する。ヤマハはグループのブランド力を高め、課題だった超高級市場の攻略に乗り出す。

 ベーゼンドルファーは現在、米系ファンドのサーベラスの傘下にある。ヤマハはベーゼンドルファーの全株式を取得する方向で最終調整する。(2007年11月30日7時00分)

関連エントリ ブランドすみ分け ベーゼンドルファーとヤマハ

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27 November 2007

展覧会のお知らせ

第1回 武蔵野バルビゾン会 絵画展

期 間: 2007年12月15日(土)〜12月24日(月・祝)
時 間: AM10:30〜PM6:30
Map_shiraya会 場: シラヤ・アートスペース
西武新宿線 小平駅 南口 徒歩1分 (白矢眼科医院のお隣り)
東京都小平市美園1-4-12 TEL042-341-0235


   ◇  ◇  ◇


東京郊外の武蔵野の地において、今般独自の芸術・文化圏の構築を目指すべく高い志を持ち、ひたむきに真摯に独自の絵画世界を追究する有志が集い「武蔵野バルビゾン会」が結成されました。
その旗揚げとなる第1回の展覧会です。

会場のシラヤ・アートスペースは、白矢眼科医院の院長であり、自らも絵画制作をされる医師 白矢勝一氏が、地域の人々の交流や、新しい芸術家の発表の機会を設けることを目的に、2006年5月に設立したギャラリーです。
真っ白な外観と140㎡という広い展示スペースをもつギャラリーは、とてもモダンで、ゆったり寛ぎながら作品が鑑賞できる、ステキな空間なんですよ♪

このたび、大変ありがたいことに、まだ画歴も浅く修行中の身の私にも声をかけてくださり、恐れ多くも、その「第1回 武蔵野バルビゾン会 絵画展」に参加させていただくことになりました。

私も5号から80号まで大小さまざまな作品を10点ほど出品する予定でおりますので、(まだ全部仕上がっていないのだけど・・・(^^;;;;)年末のお忙しい時期ではありますが、ご高覧いただければ幸いです。

仕事のない日には出来る限り会場に詰めている予定でいます。
気軽に遊びに来てくださいね。
心より、お待ちしております♪

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16 November 2007

「イタリアへ 須賀敦子 静かなる魂の旅 第2話"アッシジのほとりに"」 

11月18日(日)20:00~21:55、BS朝日で「イタリアへ 須賀敦子 静かなる魂の旅」 第2話"アッシジのほとりに"が放送されるそうです。

昨年、放送された第1話"トリエステの坂道"は、須賀さんにゆかりのある場所や美しい街並みの映像がふんだんに使われ、ふんわりと静かな時間が流れてゆくような作りで、NHKなどでよくあるドキュメンタリー番組や海外からの中継番組とは全く違った趣があり、「へぇ~民放でもこういう番組をつくるんだぁ」と新鮮に感じた覚えがあります。

私が、ジョットのフレスコ壁画《聖フランチェスコ伝》を見たくてアッシジを訪ねたのは、イタリア中部を襲ったウンブリア・マルケ地震よりも前のことだから、もうかれこれ10年以上も前のことになるのだけれど、その壁画や聖フランチェスコ大聖堂の佇まいにも、すごく感動したのは勿論、丘の上に築かれた小さなアッシジの街の細い坂道を登ったり下ったりしながら「こんな場所に生まれ育ったら、同じ人間でも、随分と違った人生を歩むことになるのじゃないかなぁ・・・ 住んでみたいなぁ・・・」と思うほど引きつけられる美しい街でした。
第2話では、そのアッシジの街が主な舞台になるのかな?

アッシジは、須賀さんが8回も訪れた特別な場所。
明後日、放映される番組の前に、ペッピーノへの書簡も含め、須賀さんがアッシジについて書いた文章のいくつかを、もう一度、読み返してみようと思う。

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13 November 2007

宮下規久朗『カラヴァッジョへの旅』

Miyasita01カラヴァッジョ研究の第一人者宮下規久朗さんの新刊『カラヴァッジョへの旅 ― 天才画家の光と闇』(2007, 角川学芸出版)を読みました。

昨年、マルタ島へ行く前後に、宮下さんの著書『カラヴァッジョ ― 聖性とヴィジョン』 (2004,名古屋大学出版会)や『西洋絵画の巨匠 カラヴァッジョ』(2006,小学館)は、じっくり読ませていただいたのですが、この3冊目も、とても読みやすく、大きさも手ごろで、ラッシュアワーも何の其の!通勤電車の中でも楽に読めてしまう面白い本でした。

文中に配された数多い図版(白黒だけれど1,785円という価格では仕方ないと思う)が理解の助けになること、逆に文章の流れを途切れさせる「注」が無いことが、スラスラ読めてしまう理由かもしれません。
しかし、巻末には、しっかりと参考文献がまとめられている親切さ。
カラヴァッジョ・ファンだけでなく、カラヴァッジョって殺人まで犯した嫌なヤツ!あんまり好きじゃないな~という人にも読んで欲しいと思う一冊でした。

それにしても、宮下さんて、その容貌が、ちょっとカラヴァッジョに似てない?!って以前から思っていたのだけど・・・
最近、ますますソックリになってきたような~(^^;;;;; 気のせい?

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10 November 2007

チョン・ミョンフン&東フィル@サントリーホール

2007年11月9日(金)
サントリーホール

指揮:チョン・ミョンフン
ヴァイオリン:ハン・ソージン
ソプラノ:佐々木典子
バリトン:三原剛
合唱:東京オペラシンガーズ
東京フィルハーモニー交響楽団

リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
フォーレ:レクイエム

ソージンさんによるアンコール
ウジェーヌ・イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番

  ◇ ◇ ◇

昨夜は、チョンさまの指揮で東フィルを聴きました。
N響アワーのオープニング曲でお馴染みのリヒャルト・シュトラウスの「ドン・ファン」で始まったコンサートは、最後まで充実していて、とても素晴らしかったです。

このところしばらくオペラともご無沙汰していたので「レクイエム」で聴いた久しぶりの"人間の声"も良かった♪
合唱の東京オペラシンガーズは、いつもながら上手くて、すごく安心して聴いていられたし、ソリストの三原さん佐々木さんも安定していました。
演奏は比較的ゆっくり目で、チョンさまの丁寧な曲づくりに、ゆったりと身を任せられるものでした。

それから、まだ20代になったばかりの若いヴァイオリニストのハン・ソージンさんの演奏もなかなかのものでした。
私の席からは、彼女の後姿しか見えなかったのですが、指揮台のチョンさまのお顔を見ながら、以前クラシカで観た、若かりし頃のチョン・キョンファさんの熱い演奏を思い起こしてました。(^^;

リクエストに応えて演奏されたイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは初めて聴きました。
とっても難しそうな曲でしたが、どこか聞き覚えのあるメロディーがところどころに現れる魅力的な曲でした。

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06 November 2007

私の《阿修羅像》

Asura01最近、幼かった頃の出来事や、その時の気持ちを思い出すことがよくあります。

それは、私と遊びたくて仕方がなく、会えば大喜びで、別れ際には決まって「もっと遊びたい。○○ちゃん(←私のこと)のおうちに泊まってく~」と泣いて周りの大人を手子摺らせる、まだまだ幼い姪っ子の姿に触れる機会が多いからかもしれないし、姪っ子の気持ちを少しでも解ってやりたくて、幼かった頃の自分に戻ろうとしているからかもしれません。

ところが、先日、そんなこととは全く関係なく、ある強烈な体験が蘇ったのでした。

私が通っていたのは、東京下町にある古いお寺の経営する幼稚園でした。
園長先生は、いつでもどこでも袈裟を身につけていた(ような記憶?)お坊さんだったし、園の一番盛大な行事はハロウィンでもクリスマスでもなく、お釈迦様の生誕を祝う「花まつり」だったし、朝とお弁当とお帰りのご挨拶は何よりも先に「ののさま」へ捧げられるようなところでした。

Asura02今では、それがどんな位置関係だったのか記憶にないというか、当時は身体が小さくて把握しきれなかったのだと思うのですが、幼稚園は、間違いなくお寺の境内の一角にありました。

運動会が開けるくらい広い園庭もありましたが、園舎の裏側(本当は裏じゃなく、こっちが表だったのかも)には、園庭より更に広い庭があり、年に数回、植木市が開かれたり「花まつり」の会場になりました。
そして、そういった行事の時だけ、大人に連れられて、私もそちらの庭に行くことができました。

実は、その庭に、私の密かな楽しみがありました。

植木市に集まった大勢の人で賑わう庭の片隅に、ひっそりと立つ像。
それは、色とりどりの花に飾られた東屋の下に立つお釈迦様の像よりも、小さなビンにつめて配られた甘茶よりも、ずっとずっと魅力的でした。

その像は、幼稚園児の私が見上げるほどの高さがあり、きりりと美しい顔を持っていました。
不思議なことに、そのお顔の両側にもお顔があり、腕は6本もあったのでした。

どうして、あなたたち、くっついちゃったの?
あっちのうではだれのかな?
こっちのうでがあなたの?

植木市のほうに夢中になっている祖母や母から離れ、像の周りをぐるぐる何回転もしながら、その不思議な姿を一人見ていました。
簡単に触れられたであろうに、なぜか手でさわった記憶は全くなく、背伸びして仰ぎ見たお顔と、そこは常に日がさえぎられていたほど庭の隅だったのでしょう、像の周辺の湿った黒い土と、そこに生えたビロードのような苔のことを、今でも鮮明に覚えています。

そんな幼稚園児をも夢中にさせた魅力的な像。

その像が、興福寺の乾漆八部衆立像の一つ《阿修羅像》だったことを知ったのはつい先日のことです。

奈良の興福寺で、今月25日まで、普段は一部しか展示していない乾漆八部衆立像全てを一般公開しているというニュース映像の中に、そのお姿を発見してしまったのです。

あっ、あれ、幼稚園の裏庭にあったのと同じだ。
そうかぁ!
そうだったんだぁ~
奈良に本物があったのかぁ。
ここからは遠いし、今は時間がなくて無理だけど、いつかきっと会いに行きます。
待っててね。

それにしても、幼稚園の裏庭にあったレプリカの阿修羅像は今もあるのだろうか?
こちらにも会いたくなった。

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