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22 August 2007

国立近代美術館「アンリ・カルティエ=ブレッソン展」

Henri_cartierbresson8月初めのことになりますが、竹橋の国立近代美術館で「アンリ・カルティエ=ブレッソン  知られざる全貌」を観ました。

アンリ・カルティエ=ブレッソン Henri Cartier-Bresson (1908-2004)は、フランスに生まれた報道写真家で、ロバート・キャパらと共に写真家集団マグナム・フォトを設立したメンバーの一人なのだそうです。

世界中を取材し撮影された写真からは、動きのあるものをよくぞここまで瞬間的に画面構成できるものだと感心させられたと同時に、かつて画家を目指し勉強をしただけのことはあるなと思わさせる作品も数多くあり、そこに報道写真を超えた絵画的なものを感じました。

私は、これだけまとまった数の作品を一度に見たのは今回が初めてだったのですが、そうだなぁ〜キャパよりカルティエ=ブレッソンのほうが好みかも(^^)

それから、1973年以降は写真家としての活動から退き、その後、晩年まで描き続けたという鉛筆デッサンや油彩画を観ることが出来たのも収穫でした。
そんなアンリ・カルティエ=ブレッソンの残した言葉のいくつかに、なるほどと深く頷かされるものがありました。


「写真とは瞬時の動きであり、デッサンは思索なのだ。」


「写真を撮ること ー それは、ある出来事と、それを指し示す視覚的なフォルムが持つ厳密な構造を、瞬時に認識することである。
それは頭と眼と心の照準を合わせることだ。
それは、ひとつの生き方である。」

                     アンリ・カルティエ=ブレッソン

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07 August 2007

サティ(ケージ編)《ソクラテス》/リスト《十字架の道行》

Liszt01やっと届きました〜 ラーンキ&クルコンさんの最新アルバム♪
(とは言っても2004年のものなのだけど)

確か注文したのは、ラ・フォル・ジュルネ直後のことだから、かれこれ3ヶ月近くも経っていたのですね。

Liszt02もうアマゾンじゃダメかも!?
別のところに注文し直そうかな?
なんて、そろそろ思いかけていたところだったので、とにかく無事に入手できて良かった良かった。(^^)

さて、肝心の演奏はというと、ラ・フォル・ジュルネで素晴らしいバルトークのデュオを聴かせてくれたお二人の録音ですもの、どうしたって期待は高まります。
さぁ、中身はどんなかなぁ?と、ちょっぴりドキドキしながら聴いてみると・・・

長らく待っていただけのことはありました。(^^)

まず初めに、ピアノの音と響きが、とても美しいのに驚きました。
うわ? なに? この心地よい響きは!
調律がいいのかな?
平均律じゃないのかな?
それとも録音技術のせい?
と普段の私だったら考えもしないことが頭に浮かぶほどでした。
(その理由が、後で解明しました。(^^;)

さて1曲目は、ジョン・ケージが2台のピアノのために編曲したエリック・サティの《ソクラテス》です。
とてもシンプルで繊細な曲だけに、ピアニストが一音一音を、とても大切に扱っているのが良く解り、まるで鍵盤に触れる指先まで目に浮かんでくるようです。
そして単音のときは限りなく透明で研ぎ澄まされた音が、次ぎに重なり合った時、何とも言えない厚みのある深い音に変化するのにも驚きました。
不協和音が、ここまで心地よいとは。

そして2曲目は、フランツ・リストの宗教合唱曲《十字架の道行》(1879)の自身によるピアノ4手のための編曲で、たいへん抑制された美しい曲でした。
この曲でもピアノの響きの素晴らしさと、曲のシンプルさが相まって、心の奥底にじわりと音楽が染み込んでくるようでした。

そうそう。
しばらく曲が進行し、中盤にさしかかったころでしょうか?
静かな単音によるシンプルなメロディで始まった曲が、思いがけず馴染みあるメロディへと変化したではありませんか!
そうなんです。
第六留「聖ベロニカ」には、バッハの《マタイ受難曲》の中の有名なコラール「血潮したたる主のみかしら」が使われていたんです。
(もともとはハスラーの曲で《クリスマス・オラトリオ》にも登場する例のコラールです。)
なるほどね、聖ベロニカといえば聖骸布だものね・・・
この曲で、私はもう完全にまいってしまったのでした。(^^)

このアルバム、バルトークのような超絶技巧もないし、どちらかと言えば地味な選曲かもしれません。
けれど、その分、二人のピアニストの円熟した深い味わいが際だち、聴くものに静かな感動を与えるのではないかと思いました。

そ・し・て・・・
最初から気になっていたピアノのとても魅力的な響きのヒミツは・・・

何と、使用ピアノが、あのファツィオーリだったんです!
『パリ左岸のピアノ工房』を読んで以来、いつか聴いてみたいと思っていたイタリアのピアノ。

今回もまた、ラーンキが、私とファツィオーリとの出会いの機会を作ってくれました。(^^)


  ◇  ◇  ◇


エリック・サティ(ケージ編)《ソクラテス》
フランツ・リスト《十字架の道行》

ピアノ:デジュー・ラーンキ
ピアノ:エディト・クルコン
2004年10月22−23日
BMC-100(BUDAPEST MUSIC CENTER)

Erik Satie: Socrate
Symphonic drama in 3 parts
Arranged for two pianos by John Cage

I. Portrait of Socrates (The Symposium)
II. On the banks of the Ilissus (Phaedrus)
III. The death of Socrates (Phaedon)

Ferenc Liszt: Via Crucis
The 14 stations of the cross
For piano duet

Vexilla Regis (Abroad the royal banners)
I. Jesus is condemned to death
II. Jesus bears his cross
III. Jesus falls the first time
IV. Jesus meets his holy mother
V. Simon of Cyrene helps Jesus carry the cross
VI. Saint Veronica
VII. Jesus falls the second time
VIII. The women of Jerusalem
IX. Jesus falls the third time
X. Jesus is stripped of his garments
XI. Jesus is nailed to the cross
XII. Jesus dies on the cross
XIII. Jesus is taken down from the cross
XIV. Jesus is laid in the sepulchre

Dezso Ranki - piano (Fazioli grand, model F278)
Edit Klukon - piano (Fazioli grand, model F278)

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03 August 2007

梅雨明け

Odaiba01平年より12日も遅く、やっと梅雨明けした一昨日、さっそく海辺で夕涼みしてきました♪

東京の海辺と言ったら勿論それは東京湾♪


Odaiba02新橋駅からゆりかもめに乗ること十数分、高層ビル群の間を抜けた途端、目の前に広がる大海原を眺めているとアッという間に台場駅に到着です。

まだ少し湿気があってモヤッとした空ではありましたが、日の入りと共に刻々と変化する雲の模様は、まるで水をたっぷりふくませた紙に流しこんだ水彩絵具のようで、とても美しかったです。(^^)


Odaiba03さぁ、これからが夏本番。
暑さが厳しくなりますので、みなさまもどうぞお健やかに♪

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01 August 2007

7月おぼえがき

◆本
ジューン・ローズ(宮下規久朗/橋本啓子/訳)『モディリアーニ 夢を守りつづけたボヘミアン』 2007年、西村書店
吉田 秀和『セザンヌ物語(1)』1986年、中央公論社
吉田 秀和『セザンヌ物語(2)』1986年、中央公論社
アン・モロウ・リンドバーグ(吉田健一/訳)『海からの贈物』1967年、新潮社(新潮文庫)
属 啓成 『リスト〈生涯篇〉』1991年、音楽之友社
属 啓成 『リスト〈作品篇〉』1993年、音楽之友社

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