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22 June 2007

ヴェルディ《ファルスタッフ》@新国立劇場

Falstaff2007年6月13日(水)
新国立劇場 オペラ劇場

《ばらの騎士》を楽しんだ翌日、またもや新国立劇場で、今度は《ファルスタッフ》を観ました。

ほんとうは違う演目のオペラを二日連続で観るなんてしたくなかったのだけど、チケット発売日に新国のwebボックスオフィスにアクセスして「最安席」「平日」という条件で絞っていったら結果的にこうなってしまいました。(^^;
という訳で、前夜の《ばらの騎士》の余韻も冷めぬまま《ファルスタッフ》に臨むという、無謀というか、勿体ないというか、何とも贅沢な鑑賞となってしまったのでした。

The_loveletterさて、その《ファルスタッフ》、難しいことは一切ぬきに、ユーモア溢れるヴェルディの音楽とストーリーを堪能することができました。
そして、何よりも楽しめたのが舞台美術でした。

そうなんです!
もう既にチラシでお解りのとおり、衣裳にはじまり、リュートやヴァージナルなど楽器、光の射し込む窓や白黒の大理石の床など室内装飾に至るまで、舞台の上すべてが「フェルメールの世界」だったんです。

The_concert特に、フェルメール自身も作品制作に取り入れていた「二点透視描法」を使って表現された床の模様は、舞台袖に深い奥行きを作り出し、とても強いインパクトのある舞台になっていました。

それにしても、ジョナサン・ミラーさんて「遠近法」好きなのかしらん?(^^;
《ばらの騎士》では「一点透視描法」を使っていたものね。

Lperspektive01【上】《ばらの騎士》の舞台で使われた一点透視描法
【下】《ファルスタッフ》の舞台で使われた二点透視描法

Perspektive02

   ◇  ◇  ◇

ヴェルディ《ファルスタッフ》

指揮:ダン・エッティンガー
演出:ジョナサン・ミラー
美術・衣裳:イザベラ・バイウォーター
照明:ペーター・ペッチニック
再演演出:田尾下 哲
舞台監督:大仁田 雅彦

ファルスタッフ:アラン・タイタス
フォード:ヴォルフガング・ブレンデル
フェントン:樋口 達哉
医師カイウス:大野 光彦
バルドルフォ:大槻 孝志
ピストーラ:妻屋 秀和
フォード夫人アリーチェ:セレーナ・ファルノッキア
ナンネッタ:中村 恵理
クイックリー夫人:カラン・アームストロング
ページ夫人メグ:大林 智子

合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

【画像】
ヨハネス・フェルメール《恋文》1670年
44×38.5cm 油彩・カンヴァス
アムステルダム国立美術館(アムステルダム)

ヨハネス・フェルメール《合奏》1665~1666年頃
72.5×64.7cm 油彩・カンヴァス
イザベラ・スチュアート・ガードナー美術館(ボストン)
※1990年盗難にあい現在行方不明

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Comments

にけさん、こんばんは。

記事だけでなく、コメントも遅くなってしまって、ごめんなさい。

そうなんですよ!
「ばら」の舞台も4階席から見おろすと床に敷かれた絨毯が、しっかり奥が細い「台形」でしたから、遠近感が相当に強く表現されていたようです。
恐らく「ばら」も「ファル」も1階あるいは2階の正面席から鑑賞すれば違和感なく見ることができたのかもしれないですね。

私は4階席専門なので(^^; 高い位置から見おろすのに慣れてしまったせいか? 今まで特に大きな不満を感じたことも無かったのですが、さすがに今回のジョナサン・ミラーの舞台美術は1、2階の正面からも見たかったなと思いました。
かなり、見る位置で印象が変わりそうですよね。

数をこなすか?
良い席でみるか?

私は、ずっと前者でしたが、こういう舞台に接すると、確かに悩んでしまいますね。(^^;

Posted by: snow_drop | 24 June 2007 at 20:57

こんにちは。やっと書いてくださいましたね。私も両方見てコメントしたかったところです。「ばら」でも遠近法が強かったのですか。4階席で見たせいだと思うのですが、遠近法の前後の差がありすぎて、画面上それが見えすぎて、不自然でした。
「最安席」「平日」というのは同じです。たまには良い席で見た方がいいのでしょうか、それとも数をこなした方がいいのでしょうか。なにわともあれ、良い公演でした。

Posted by: にけ | 22 June 2007 at 18:53

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