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09 May 2007

【LFJ2007】ラーンキほか:バルトーク《2台のピアノと打楽器のためのソナタ》ほか

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 公演番号427
2007年5月5日(土)20:45
東京国際フォーラム ホールB7[マラルメ]

ピアノ:デジュー・ラーンキ
ピアノ:エディト・クルコン
パーカッション:ゾルターン・ラーツ
パーカッション:アウレール・ホロ

バルトーク:「ミクロコスモス」Sz.107より2台のピアノのための7つの小品
バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタSz.110

   ◇  ◇  ◇

Dezso_rankiホールB7の客席数は820。座席はサントリーホールの小ホールやオペラシティのリサイタルホールのような平戸間に椅子を並べたタイプです。
チケットを手に入れたのが遅かったので、私の席はかなり後ろの方。
これじゃ良く見えないかも・・・
いえいえ、私はラーンキを見に来たのではありません! 演奏を聴きにきたの。(^^ゞ

さて、舞台の上には2台のピアノだけでなく、2曲目で使う打楽器も既にセッティングしてあります。
それにしても、2台のピアノの配置がとても面白いです。
ちょうど2台のピアノがV字型になるように置かれていて、ピアニストが椅子に座ると互いにそっぽを向いてしまう位置関係です。
しかも客席に背中を向けることになります。
直前に聴いたムジーク・ファブリーク組の配置とも全く違います。
あ、解りやすい写真が公式レポートの中にありました。
打楽器演奏は流れるような動きで

そんな舞台で始まった演奏会最初の曲は、バルトークの「ミクロコスモス」。
ラーンキとクルコンさん二人は、アイコンタクトもとれそうにない位置に座っているのに息もピッタリです。
クルコンさんの背中や振り上げた腕がステキ! もちろんラーンキも。(^^)

この曲、全6巻153曲からなるピアノ練習曲集「ミクロコスモス(小宇宙)」の中の7曲を、バルトーク自身によって2台のピアノ用に編曲されたものなのだそうです。
どんな曲だったかというと・・・
ごめんなさい。次の曲が、あまりに凄い演奏だったので、それ以前のこと忘れちゃいました。(^^;


Zoltan_raczさぁ、演奏会の後半は、いよいよラーンキ&クルコンさん二人のピアニストと、同じくハンガリー出身の打楽器奏者ラーツさんとホロさんの登場です。

ラーツさんは相当なふっくらさん、ホロさんは相当のノッポさんという、まるで対照的な体型のお二人でした。
しかし、その演奏する姿は、とてもカッコ良くて、公式レポートの中でも報告されていたけれど二人の連携プレイには私も思わず見とれてしまいました。

Aurel_holloさて、そんなハンガリー4人組が聴かせてくれた「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」は、それはそれは素晴らしいものでした。
まず、多彩な響きとリズムの重なりによって、しっかりと築きあげられた演奏に驚かされました。そして、豊かで繊細な表現力と、美しさに呆然。
上手く言葉で現せないのだけれど、音楽の奥底に、ある種の悲しみのようなものまでもが感じられました。

髪のすっかり白くなったラーンキの背中をじっと見つめながら、若い頃から持っていた繊細さと優しさを残しながらも、年齢を重ねるごとに得た確かなものが、今ここに、こうして現れたのかもしれないなと思ったりしました。

心に響く素晴らしい演奏を、また聴かせてくれてありがとう。
ラーンキ!(^^)

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Comments

仙堂さん、こんにちは。
こちらにコメントいただき、どうもありがとうございます。

ラーツさんとのプロジェクトが進んでいるのですね、ステキですね。日本の伝統音楽とジプシーの流れをくむハンガリーの伝統音楽が、どんな形になって現れるのか、とても楽しみです。

ラーツさんは人間的にもドッシリとした頼れる方なのですね。(^^)
ラーツさんとラーンキさんは、かつて《2台のピアノと~》の録音もしてらっしゃるそうですね。
500回かぁ、もう、この曲は身体の中に染み込んでらっしゃるのでしょうね。
それから、バルトークは、ハンガリー人のラーツさんにとっては、やっぱり特別な存在なのでしょうね。
そうでなければ、ああいった演奏はできないだろうなぁ・・・
今、改めて、そう感じました。

これからも、楽しみに、ブログへ、お邪魔させていただきます。

Posted by: snow_drop | 14 May 2007 at 17:01

TB、コメントありがとうございました、ラーツさんは僕がプラハの春音楽祭の演奏後飛んできて日本語で「素晴らしいです、あなたと一緒にいきたいです」いきたい?まあ過ごしたいという意味でした、お互いの奏法類似点と伝統音楽に対する共通間から深い交流が始まりました。
 あの日のリハーサルではピアニストのラーンキさんが打楽器パートをすべて把握していたことに驚きました、かなり辛らつなことを言ってアウレールさんを困らせていたようですが、それをラーツさんがあの体躯でしっかと受け止め、時にジョークを交えまとめていました、打楽器のお二人はほとんど暗譜状態でした、もう500回の演奏回数を超えたそうです、彼にはジプシーの血が流れているということです。
 本番終わって「ヤキトリ!」と言うので近くの店に行きました、大ジョッキが普通のコップに見えましたね。3年後を目指し彼と僕とのプロジェクトがスタートします、お楽しみに。

Posted by: Shinch^a^ndazo | 14 May 2007 at 00:37

Bowlesさん、こんばんは。

Bowlesさんに、No.1だなんて言っていただけるなんて、
往年のラーンキ・ファンとして、とてもとても嬉しいです。(^^)

そうですね、私も今回のラーンキの演奏を通して、様々なことを思い、考えさせられました。

すっかり第一線から降りてしまったのかと思っていたラーンキが、母国ハンガリーで後進の指導にあたったり、奥さんや息子さんと音楽活動をちゃんと続けられていたことが解って嬉しかったし、必ずしも世界的に華々しく活躍することだけが芸術家として表現者としての生き方ではないのだなということ、自分のスタイルをしっかり持って、しかもそれをナチュラルに表現することで、こんなにも大きな感動を周りに与えられるんだということなどです。

それにしても、Bowlesさん、19コマとは凄いです。(^^)
でも、それくらい通いたくなる不思議な魅力が、この音楽祭にはありますね。(^^) 
私の来年の大型連休の予定は、ほぼ決まりました!
おそらく有楽町に通うことでしょう。(^^)

Posted by: snow_drop | 11 May 2007 at 00:29

このコンサートは、全部で19コマ聴いた今年のラ・フォル・ジュルネの中で、ダントツNo.1!!同じ日に同じ曲を、別の、それぞれに素晴らしい演奏で聴くという珍しい体験でしたが、ラーンキの演奏は「音楽」するという行為について考えるきっかけを与えてくれました。

Posted by: Bowles | 10 May 2007 at 08:57

そうですね。確かに2組の演奏は、別の曲と思えるほどの違いでしたね。(^^)
今になって、それぞれ演奏会場の規模や形態も考慮しての演奏だったようにも思えてきました。

それから、ココログからgooへのTBは送信できるのですが、gooからココログへのTBは出来ないようなんです。
しばらく前にも同じことがありました。
こちらこそ、お手数をおかけしてしまい申し訳ありません。

Posted by: snow_drop | 10 May 2007 at 00:16

私も慌てて買ったチケットだったので、
席は後ろの方でした。
ただ思ったより音が届いていて問題なかったです。
楽器の配置も違いましたし、
ファブリークとアプローチも異なるせいか、
殆ど別の曲に聴こえました。
ご夫妻での、息の合ったコンサートというのも良いですよね。

p.s. うまくTBが飛ばせので、コメントだけで失礼します。
gooの調子が悪いようです…。

Posted by: はろるど | 09 May 2007 at 21:54

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