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24 March 2007

マチェック《預言者リブザ》@オルセー美術館展

Libuse先日、東京都美術館で4月8日まで開催されている「オルセー美術館展」を観てきました。

祭日だったので、とっても混んでました。
だから、真面目に見ませんでした。あはは(^^;

とか何とか言いながらも、印象に残ったのは、やっぱり大好きなポール・セザンヌ。(^^)
《サント・ヴィクトワール山》と《ギュスターヴ・ジェフロワ》。
それから、ホイッスラーの《灰色と黒のアレンジメント第1番、画家の母の肖像》。
そして、今回の展覧会で一番の収穫だったのが、ヴィテスラフ・カレル・マチェックの《預言者リブザ》でした。

作者ヴィテスラフ・カレル・マチェック Vitezlav Karel Masek(1865-1927)は、チェコの象徴主義の画家。
点描がみごとで、色数が少なく単調になりがちな画面に良い感じの変化をつけてますね。
それに、難しいとされている正方形の画面なのに、左側に人物を寄せ右側に空間を大きく取った構図がなかなか面白いし、預言者リブザの水平に挙げられた左手に見るものの視線を誘導する良い効果を出してます。
そして何より、画面全体が神秘的で、この女性はいったい何を予言したんだろうって考えずにはいられない不思議な魅力に溢れてます。

リブザ、リブザ・・・

あ、そうか!? リブザって、スメタナのオペラ《リブシェ》のタイトルロール、ボヘミアの女王リブシェのことだったのか。

手元にある『オックスフォード・オペラ大事典』(平凡社)によれば、1881年6月11日、プラハ国民劇場の柿落しに、スメタナ自身の指揮で上演されたオペラ《リブシェ》は

「ボヘミアの女王リブシェは、父親の遺産分配を巡る二人の兄弟フルドシュとシュターフラフの間の争いを収める。フルドシュは不運で、リブシェを規則に合わないといって侮蔑する。このことで心を乱したリブシェは、分別のある農民プシェミスルに権力を渡し、彼と結婚する。二人の兄弟は和解し、プシェミスルはボヘミア最初の王朝プシェミスル朝を築く。」

っていう、う〜ん?いまいち良くわかんないストーリーなのだけど、この絵のリブシェ(リブザ)を見ていると、何だかオペラも観てみたくなりますよね〜♪

そういえば、以前、プラハを訪ねたとき、この国民劇場で、スメタナの《売られた花嫁》を観たのを思い出しました。
ヴルタヴァ(モルダウ)川のほとりに建つ、それはそれは美しい劇場でした。(^^)
ドイツに支配されチェコ語を思うように使えなかった時代、「チェコ語によるチェコ人のための舞台を」というスローガンのもと造られた、チェコ文化復興の象徴ともいえる劇場なのだそうです。
その柿落しなら《リブシェ》はピッタリなわけですね。

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Comments

ちまさん、こんばんは。

そうそう! 最後にドド〜ンと来たよね〜(^^)
私も、まさか、ここでチェコの象徴派の画家に出会えるとは思いもしなかったので感激でした。

ストリンドベリのほうはと言えば・・・ 見逃したかも(^^;;;
あの日は、とても混んでいて、二重三重になった人垣をくぐって絵に近寄る気力もなく、大きな絵ばかり観ていた軟弱モノです。(^^; ああ、後悔。

Posted by: snow_drop | 26 March 2007 at 20:42

今晩は。私、この絵が来るなんて思いませんでした。最後のほうに、ドドーン、と2メートル四方くらいの暗ーい絵があって、おおっ、って感じでしたっけ。オルセー展はいつも外れなしなんですが、今回は表現主義のコーナーにストリンドベリの絵もあって、私はご機嫌でしたね。

Posted by: ちまる | 26 March 2007 at 00:30

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