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23 October 2006

聖ヨハネ大聖堂(ヴァレッタ)

St_john01ヴァレッタで絶対に見逃せないものの一つが聖ヨハネ大聖堂 St.John's Co-Cathedral
1578年2月20日に献堂された教会は、カラヴァッジョの代表作《洗礼者聖ヨハネの斬首》(1608)があることでも有名です。

マルタ・ストーンで造られた大聖堂の外観はとてもシンプルで、厳格な雰囲気すら漂っています。それは聖ヨハネ騎士団の軍事建築家ジェロラモ・カサール Gerolamo Cassar(1530-1593)によって設計・建立されたせいかもしれませんね。
中央扉の両脇にはポッカリあいた台座があって、あららぁ、ここでも聖人の彫刻をフランス・ナポレオン軍に略奪されちゃったのかしら?と思ったら、最初から無かったのだそうです。(^^;
これも「清貧、服従、貞潔」を掲げていた聖ヨハネ騎士団ゆえなのでしょうか?

St_john02外観を見終えたら、さて中にはいってみましょう!

見学者用の受付は建物の脇にまわった共和国通り側にあります。入り口正面の奥に聖ヨハネ騎士団の紋章マルタ十字が見えてますね〜(^^)

St_john03しずしずと厳かな気持ちで堂内に入ってゆくと・・・うわぁ〜あの外観からは、とても想像のできない絢爛豪華なバロック様式の装飾に、まず驚かされてしまいました。

マルタ・ストーンのドームや柱には隙間なく彫刻が施され、蒲鉾型の天井には洗礼者聖ヨハネの生涯が描かれ、床はカラフルな大理石の墓碑で埋め尽くされ、身廊の両側を騎士団が使っていた8つの言語ごとの礼拝堂が取り巻いているのです。

St_john06ま〜ゴージャス!
さすが財力を誇った聖ヨハネ騎士団!
う〜む、どこが清貧なんだぁ?(^^;

でも、最初からこうだった訳ではないようです。豪華な印象を与えるようになった要因の一つは、イタリア・カラブリア地方出身のわずか29歳で聖ヨハネ騎士団の騎士の称号を授かった画家マッティア・プレーティ Mattia Preti(1613-1699)による《洗礼者聖ヨハネの生涯》(1663-1666)を描いたボールトにありそうです。
St_john07プレーティは、カラヴァッジョから写実をヴェネツィア派から豊かな色彩を学びとった17世紀後半を代表する画家の一人で、18の場面からなる天井画は、一見、フレスコ画のように見えますが、マルタ・ストーンに油彩絵具を用いて描いたそうです。

St_john04主祭壇にはジョセッペ・マッツォーリ Giuseppe Mazzuoli(1644-1725)による白大理石の彫刻《キリストの洗礼》が飾られていました。
銀の蝋燭立ても豪華ですね〜


St_john05そして、床は、足の踏み場もないほど一面に敷きつめられた色大理石の墓碑。
その数は375もあるそうで、これらは聖ヨハネ騎士団の騎士達のお墓ですね。
髑髏やマルタ十字や武具や紋章など、その多彩なデザインは、なかなか興味深いものがありました。

次は、いよいよカラヴァッジョです!

【関連エントリー】
カラヴァッジョ《執筆する聖ヒエロニムス》聖ヨハネ大聖堂(ヴァレッタ)
カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネの斬首》聖ヨハネ大聖堂(ヴァレッタ)

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