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28 September 2006

マルタ共和国

Malta「今年の夏休みはマルタに行ってくるよ~」って言うと
「マルタ? ん~? マルタってどこにあるの?」10人中9人から、そんな反応がかえってきました。

そうよね。
私も、カラヴァッジョが殺人を犯し追われて逃げた島という程度の認識しかなかったものね。(^^;

というわけで、まずはマルタの簡単な紹介から。

マルタ共和国(Republic of Malta)は1964年9月21日にイギリスから独立。1974年12月31日に共和制宣言をし、1979年3月31日に最後のイギリス軍が撤退した、とても新しい国です。
2003年5月にEU加盟。でも、まだ通貨はユーロになっておらず、マルタ・リラでした。(1ML=約¥377)

マルタ(Malta)、ゴゾ(Gozo)、コミノ(Comino)と呼ばれる3つの島と幾つかの小さな無人島からなり、総面積は316k㎡。
ガイドブックなどには淡路島の約2分の1と表記されていることが多いのですが、淡路島に行ったことのない私は全然ピンとこないので、他に何かいいものないかなぁって探してみたところ、ありました!ありました!
東京23区を合計すると621.49k㎡。
なので、マルタは、その約半分といったところですね。
とても小さな可愛い国でしょ。(^^)

◆位置は、ちょうど地中海の真んまん中。
シチリア島の最南端パッサロ岬から約72kmのところにあります。アフリカ大陸チュニジアからも288km位の距離です。
地図
氷河期にはシチリア島とマルタ諸島は地続きでしたが、その後の海面上昇で離れ離れになったのだそうです。
あ、もしかして、地球温暖化がどんどん進むと、マルタもそのうち沈んでしまうのかなぁ? いやだぁ~!

◆公用語はマルタ語と英語

はい! ではここで簡単なマルタ語講座

こんにちは  ボンジュ
こんばんは  ボンソワ
さようなら  チャオチャオ
ありがとう  グラッツェ

マルタ語はアラビア語に近いと聞いたはずなんだけど、なんだか、フランス語のような?イタリア語のような?!(^^)
これもヨーロッパ各国から集まった聖ヨハネ騎士団(後のマルタ騎士団)からの影響なのかな?

【写真】
マルタ共和国の国章
(騎士団長の宮殿(現在は大統領府)の色大理石の床より)

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26 September 2006

マルタ島から帰ってきました!

Comino昨日、マルタ島から帰ってきました〜!

青い海とハチミツ色の島
紀元前3600年頃の巨石神殿
16世紀につくられた古都
女性の一人歩きも全く心配ない治安のよい街

Mnajdra01マルタは想像していた以上にステキなところでした。

カラヴァッジョも観られたし、海で泳げたし、一応、スケッチもできました。
とても楽しかったぁ〜(^^)

Mdine01ついつい調子にのって500枚以上も写真を撮ってしまい、どこから手をつけたらよいのか頭の整理がついていませんが、旅の余韻の消えないうちに復習も兼ねて記事を書いていこうと思ってます。

Vittoriosaま、私のことだから、いつになるのか? 最後まで書けるか? ちょっと疑問ではありますが。。。(^^;

Valletta01今夜は、ひとまず超ハイライト版です。(^^)

Valletta02【写真】上から

コミノ島
イムナイドラ巨石神殿跡
イムディーナの街
聖アンジェロ砦
ヴァレッタの猫ちゃん
ヴァレッタの街角

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19 September 2006

マルタ島へ行ってきます!

今日から地中海に浮かぶ小さな島マルタ共和国
一週間ほど行ってきます。

のんびりと島を観光して・・・
カラヴァッジョの代表作を観て・・・
絵を描いて・・・
できたら地中海で泳いじゃお〜と思ってます。(^^)

ではでは、いってきま〜す!

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18 September 2006

ピーター・ゼルキン ピアノ・リサイタル

Les_yeux_clos2006年9月15日(金)
東京オペラシティ・コンサートホール・タケミツメモリアル

先日、ピーター・ゼルキンのリサイタルへ足を運びました。
パッと見、ちょっとすましたイギリス紳士風容貌のゼルキンさん(実際はアメリカ人)の時折うなり声をもあげる情熱的な演奏に、ただただ圧倒された2時間でした。
バッハの小品で始まった音楽会は、そのままスッと何の違和感もなく武満徹の世界へ私を導いてくれ、そして最後、またバッハの曲で感動的に幕を閉じたのでした。

J.S.バッハ(1685-1750)
 コラール前奏曲「ただ愛する神の摂理にまかす者」BWV691
武満 徹(1930-1996)
 遮られない休息(1952/1959)
  1. ゆっくりと悲しく、語りかけるように
  2. 静かに残酷な響きで
  3. 愛のうた
 ピアノ・ディスタンス(1961)
 閉じた眼 〜瀧口修造の追憶に〜(1979)
 雨の樹 素描(1982)
 リタニ(1950/1989改作)
  Ⅰ. Adagio
  Ⅱ. Lento misterioso
 閉じた眼Ⅱ(1988)
 雨の樹 素描Ⅱ 〜オリヴィエ・メシアンの追憶に〜(1992)
J.S.バッハ(1685-1750)
 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903

アンコール
J.S.バッハ(1685-1750)
 カプリッチョ変ロ長調「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992
武満 徹
 うたうだけ


武満徹さんの曲にどっぷりと身をゆだねられた喜びもさることながら、改めてピアノの音色の奥深さや多彩な表現方法の楽しさも味わうことのできた、とても良い演奏でした。

特に、武満さんが、フランス人画家オディロン・ルドンの《閉じた眼》を観た時に感銘をうけ作曲した同名の曲がステキでした。
武満さんは、ルドンの作品から「記憶の眼差し」や「生命の神秘」といったものを感じ、もやもやしたものに輪郭が与えられ、開かれた耳を連想したのだそうです。
ああ、さすが音楽家らしいですね(^^)

ところで、この日、使われたスタインウェイはゼルキンさんの希望で、平均律ではなく古典調律(1/7コンマミーントーン)で行われていたというのも興味深かったです。
その為なのか、アンコールのカプリッチョが始まった時、その音色と響きがガラリと変わったのに驚きを感じました。
それは全く違う楽器を取り出してきて演奏しはじめたのかと思うくらいの違いでした。

◇ ◇ ◇

【画像】
オディロン・ルドン(1840-1916)
《閉じた眼》1890年、油彩・キャンバス、44×36センチ
オルセー美術館(パリ、フランス)

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14 September 2006

ヴェルディ《ドン・カルロ》@新国立劇場

Don_carlo2006年9月13日(水)
新国立劇場オペラ劇場

ここ数日、東京もめっきり涼しくなり、今年もオペラの新シーズンが幕開けしました♪

私も、昨夜さっそく新国立劇場のニュープロダクションヴェルディ《ドン・カルロ》全4幕(1884年ミラノ・スカラ上演版)を観てまいりました。
ヴェルディの中でも《ドン・カルロ》は好きな作品だし、半年ぶりのオペラということもあり、楽しかった~♪(^^)


  ◇  ◇  ◇

指揮:ミゲル・ゴメス=マルティネス
演出:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ

フィリッポ二世:ヴィタリ・コワリョフ
ドン・カルロ:ミロスラフ・ドヴォルスキー
ロドリーゴ:マーティン・ガントナー
エリザベッタ:大村 博美
エボリ公女:マルゴルツァータ・ヴァレヴスカ
宗教裁判長:妻屋 秀和

合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

  ◇  ◇  ◇

実は私、2001年にも新国立劇場の《ドン・カルロ》それも原演出・美術・衣裳がルキーノ・ヴィスコンティっていう聞いただけでも豪華そうっていう舞台を観たはずなのだけど・・・
記憶にない!
ああダメだなぁ~私(^^;
確か、この年はサントリー・ホールオペラでも豪華な衣裳の《ドン・カルロ》観たはず・・・
だから記憶が薄まってしまったのかなぁ?

あ、そんなことはどうでもいいですね。(^^;
はい、今回の《ドン・カルロ》に話を戻します。

今回の舞台は、スリッツで十字架を表現しているところがカッコイイ、巨大なキューブがドカンと配されたシンプルなものでした。
照明やキューブを構成している壁を動かすことで、聖堂になったり、フィリッポ2世の部屋になったり、牢獄になったり、宮殿の中庭になったりと、全幕の様々なシーンに対応させる手法でした。
はい!そうです。
私の好きなパターンです。(^^)

衣裳のほうも、ピカピカではないけれど、それぞれのキャラクターをちゃんと現した、当時のモードをスタイリッシュにしたもので、ひらひら、ふわふわ、リボンが苦手な私向きでした。

歌手は、タイトル・ロールのミロスラフ・ドヴォルスキーさんが、なかなかの美声でした。
体格も良くて合唱に囲まれても見失うことがなくて助かりました。(^^;
ロドリーゴ役のマーティン・ガントナーさんとのデュエットもステキでした。
私が《ドン・カルロ》が好きな理由の一つは、この男声のデュエットがあるからなんです~♪(^^)
もちろん、他のアリアやアンサンブルもちゃんと聴きましたよ。
エボリもフィリッポも宗教裁判長も、そしてエリザベッタも、好演してました。
特別に突出して目立つ歌手もいないかわりに、バランスのとれた安心して観ることの出来る舞台だったのではないかなと感じました。

こういう舞台を観ると、オペラも、もうハレのものではなく、日常生活の一部になりつつあるのかもと、ふと思ったのでした。
もちろん、ありがたいことです。

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13 September 2006

大丸ミュージアム東京「ラウル・デュフィ展  ~美、生きる喜び~」 

Raoul_dufy先日、大丸ミュージアム東京で「ラウル・デュフィ展 ~ 美、生きる喜び~」を観てきました。

ラウル・デュフィ Raoul Dufy(1877~1953)は、オーケストラや楽器をモチーフにした作品や、南欧の海、競馬場や社交場に集う人々、色とりどりの花をモチーフにした作品など、明るく楽しく見るものを幸せな気分にさせてくれる作品を数多く描いたフランスの画家です。

そんなデュフィ自身も、さぞかし幸せな人生を送ったのかというと、子供の頃から音楽に囲まれ、心豊かで温かな家族の中で生活はしていましたが、実は経済的困難、第二次世界大戦中のナチス・ドイツからの迫害、闘病生活という深い苦しみに満ちたものだったそうです。
しかし、デュフィは、そんな苦悩や悲しみを決して作品に現わそうとはしなかったのです。
私のデュフィが好きな理由は、そんなところにあるのかもしれないです。

Raoul_dufy02さて、今回の展覧会は、油彩画、グアッシュ画、水彩画ばかりでなく、デュフィがデザインしたテキスタイルや、そのテキスタイルを使ったドレスなども展示されていました。
デュフィは、フォビスムやキュビスムを取り入れた新しい試みに挑戦するものの、絵は一向に売れず、生活のために挿絵を描いたり、テキスタイル・デザインをしたのでした。

その鮮やかで大胆な配色のテキスタイルは、今まで知らなかったデュフィの別の一面を見るようでした。
また、デュフィは薔薇の花が大好きだったそうで、様々な薔薇をちりばめたテキスタイルも、やさしく愛らしく、とてもステキでした。

Raoul_dufy03それから、20世紀パリ・モードの先駆者ポール・ポワレ(1879~1944)のローブ(ドレス)にもデュフィのテキスタイルが使われていたなんて知りませんでした。(^^)
そして、最近ではパリ・オートクチュール・デザイナーのクリスチャン・ラクロワもデュフィのテキスタイルを使ったドレスを創っていて、その実物が展示されていました。

Raoul_dufy04絵画作品も、とても楽しめました。特に水彩の特性を活かした作品がイキイキとしてステキでした。
また、デュフィ独特のホワイトをたっぷり混ぜたエメラルドグリーンが上品で優しく、とても印象的でした。

晩年の作品からは、挿絵やテキスタイルデザインを手がけたことが後の絵画制作に少なからず影響していることが感じられました。

「調性画法」という、なにやら音楽用語のような?あまり耳慣れない彼独自の画法も、これら様々な経験が積み重なって出来上がったものなのだろうなと思いました。


◇  ◇  ◇


【画像】
《旗で飾った船(レガッタの祝祭)》1946年、油彩・カンヴァス
《黄色のコンソール》1949年、水彩 
ビアンシニ=フェリエ社の布地見本「象」テキスタイル
ビアンシニ=フェリエ社の布地見本「花模様」ポショワール

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08 September 2006

8月おぼえがき

◆本
ジョルジョ・ボンサンティ(野村幸弘/訳)『カラヴァッジョ』1995年、東京書籍
石川 和恵『マルタ島に魅せられて 地中海の小さな国』1997年、晶文社
紅山 雪夫『シチリア・南イタリアとマルタ』2001年、トラベルジャーナル
塩野 七生『ロードス島攻防記』1991年、新潮社(新潮文庫)
河合 隼雄他『鶴見和子の世界』』1999年、藤原書店
鶴見 和子/佐佐木 幸綱『『「われ」の発見―鶴見和子・対話まんだら 佐佐木幸綱の巻』2002年、藤原書店
中野 雄『丸山真男 音楽の対話』1999年、文藝春秋 (文春新書)
丸山 真男『日本の思想』1961年、岩波書店(岩波新書)
青柳 恵介『風の男 白洲次郎』2000年、新潮社(新潮文庫)

◆映画
ヤニック・ハストラップ《白くまになりたかった子ども》2002年、フランス/デンマーク
アンドレイ・タルコフスキー《僕の村は戦場だった》1962年、ソ連
アンドレイ・タルコフスキー《惑星ソラリス》1972年、ソ連
ウォルト・ディズニー《ファンタジア》》1940年、アメリカ

◆ダンス(映像)
アンジュラン・プレルジョカージュ《メディアの夢》2004年
アンジュラン・プレルジョカージュ《春の祭典》1993年
アンジュラン・プレルジョカージュ《MC14/22》2001年

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