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26 July 2006

ブリヂストン美術館「坂本繁ニ郎展」

Sakamoto7月の初めのことなので、ずいぶんと日にちが経ってしまいましたが、ブリヂストン美術館で「坂本繁二郎展」を観たので記録として残します。

坂本繁二郎(1882 - 1969)は、二科会で活躍した後フランスに渡り(1921 - 1924)、1931年に故郷である福岡県にアトリエを構えてからは中央画壇との接触を絶ってしまった画家なのだそう。
 

美しい故郷の風景や牧場の馬たちを描いた作品は、とても有名だし、もちろん魅力的でしたが、私が何よりも惹かれたのは、植木鉢や箱、石ころなど、庭の片隅や納戸の隅っこに押し込まれていそうな、どこにでもある身近なモチーフを繰り返し繰り返し使った静物画群でした。

Flowerpots柔らかな光を感じさせるグレイッシュ・ペールトーンでまとめられた画面。日本画を思わせるマチエール。
独特の気品が感じられるのは、その構図のせいでしょうか。
私は、とても好きです。
 

坂本の初期から晩年までの作品が網羅された、見応えある、とても良い展覧会でした。


【画像】
《植木鉢》1959年、油彩・カンヴァス
久留米市立篠山小学校(石橋美術館寄託)

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03 July 2006

東京都現代美術館「カルティエ現代美術財団コレクション展」

Cartier先日、「カルティエ現代美術財団コレクション展」を観てきました。

美術作品ばかりでなく、ドキュメンタリー映像、写真、デザイン、インスタレーションも含んだ多彩なコレクションは、見応えタップリ!
刺激的で斬新で、とても楽しめました。


まず、好きだなぁ!イイなぁっ!と思ったのが

●サラ・ジー(1969-)
《立ち上がるものは全て収斂する》1999年
ミクストメディア(60.9cm×1828.8cm×60.9cm)

吹き抜けの大きな空間に、梯子やブラシ、ネジ、石けん、スポンジ、パン、トイレットペーパーなど日常どこにでもありそうなものを、螺旋状に組み上げた大きな作品。
だから、どうした!
なのだけど、梯子をつたってどこか楽しいところへ行けるのじゃないかなぁ~って思わせてくれる「夢」のある作品でした。

●トニー・アウスラー
《ミラー・メイズ(死んだ目が生きている)》2003年
樹脂、グラスファイバー、サウンド、プロジェクション(各直径180cm)

真っ暗な部屋に入ると、直系180センチの巨大な目玉が10個もゴ~ロゴロ。
気持ち悪いのだけど、一つ一つの球が銀河系の惑星のようにも思えて、面白かった。

●ボディス・イセク・キンゲレス
《第三千年紀のキンシャサのためのプロジェクト》1997年
木、紙、ダンボール(100cm×332cm×332cm)

小学校時代の工作の授業を思い出しました。
いいなぁ~大人になっても、こんなの作ってられるんだから~
アーティストってやっぱりイイなぁ~
って思いました。(^^)
子供心に戻れるワクワクする作品でした。


一方、強烈だったのが

●アドリアナ・ヴァレジョン
《赤向けの白タイル》

何の変哲もない、どこのバスルームにでもありそうな白いタイルの壁面。
よくよく見ると、その断面は。。。。
人間の内臓か?
血が滴り落ちてきそうな生々しい臓器が絡み合っているのです。
うううううっ!
思い出すと、怖くてお風呂に入れなくなってしまいそう。


他に印象的だったのが

●森山大道(1938-)
《ポラロイド、ポラロイド》1997年
ポラロイド(3262枚)

部屋の内部を3262枚という膨大なポラロイドで少しづつ撮影し、つなぎ合わせた作品。
忠実に再現されているのかと思いきや、ところどころに戸外のものや、何の繋がりもないものがポツンポツンと配されていて、ひゅっと目に入ってくるのです。
しっかり計算されているなぁと感心。

そうそう!

そういえば、今回、もう一つ興味深かったのが、東京都現代美術館の来館者用の駐車場

全部で20台程の車が停まっていたのですが、なんと国産車がたったの2台。
そのほとんどが欧州車だったのには、驚きました~!
決して高級外車ばかりという訳ではなく、BMW、WV、MINI、OPEL、AUDI、PEUGEOT、CITROENと、こちらのコレクションも、なかなか多彩。
ふふ~ん、なるほどね~
って妙に納得してしまったのでした。(^^)

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