原美術館「オラファー・エリアソン 影の光」
昨日、凍てつく寒空の中、品川の原美術館へ行って来ました。
デンマークのアーティスト、オラファー・エリアソン(1967ー )の日本初の個展「影の光」を観るために。
エリアソンの水、光、風を取り入れた作品は、一見、偶然が重なって生まれたもののようだけれど、実はひとつひとつが綿密に計算されたものなのだろうなと思うものばかりでした。
だからといって、決して堅苦しいものではなく、どれもとても美しく、いつまでも作品と向き合っていたいと思える面白さ、奥深さもありました。
特に私が気に入ったのが、細かい霧のような水のベールに光を当てた《美/Beauty》1993年、美術館の外の風景を反転させてスクリーンに映し出した《カメラオブスキュラ/Camera obscura》1999年、展示室に入った途端、全てのものが(自分自身も)単色に変わってしまう《単色の部屋と風が吹くコーナー/Room for one colour and Windy cornaer》1998年でした。
そうそう、《色彩の空間を包み込むもの/Colour space embracer》2005年も良かったなぁ。
ところで、閑静な住宅街に位置する原美術館は、外観も内装もアールデコ調のスキッとしたお洒落な建物で、こぢんまりとした展示室や落ち着きある佇まいが良いなぁと思っていたら、もともとは1938年に原家の住宅として建築家・渡辺仁によって設計された建物なのだそうです。
イサムノグチなどの彫刻が飾られている広い中庭に面した全面ガラス張りのカフェを、建物の屋上から見るのも、なかなか面白かったです。カフェでおしゃべりしている、ちょっと気取った人々までもが美術館の作品の一部のようでした。
ちなみに渡辺仁は、銀座の和光、上野の東京国立博物館本館、横浜のホテル・ニューグランドを手がけた建築家だそうです。
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Comments
はろるどさん、こちらにもコメントありがとうございます。
とても面白い展覧会でしたね。
自然と科学と芸術がひとつになった世界は、ちょっと神秘的でもあり幻想的でもあり。
機会があれば、もっと大きな空間での展示も楽しんでみたいなと思いました。
Posted by: snow_drop | 30 March 2006 at 13:50
こんばんは。
こちらにも失礼します。
この展覧会は私もとても印象的でした。
単色の部屋はちょっとびっくりしますよね。
みなさんあれ?あれ?というような感じで、
そのリアクションも楽しんでしまいました。
今後とも、音楽、アート関連の記事などで宜しくお願いします。
Posted by: はろるど | 30 March 2006 at 00:41
こだまさん、この展覧会、絶対オススメ!
こぢんまりした小さな美術館で作品数も少ないけれど、何だか、のんびりしたくなってしまう展覧会なんですよ。
なにやら、当初2月5日までだった会期が一ヶ月延びて3月5日まで見られるそうなので、東京にいらっしゃる機会があれば是非。
それから、あの日、24日は、とっても寒かったのですよ〜
美術館のあと汐留シオサイトの高層ビル街に遊びに行っちゃったものだからビル風で身体の芯まで冷えちゃいました。
Posted by: snow_drop | 27 December 2005 at 23:32
あぁ、これ行きたいと思ってたの! 僕建築にも興味あるんですよね。 あんまり詳しくはないけど。 この日はとてつもなく寒かったのでは?
Posted by: こだま | 27 December 2005 at 07:37