ロッシーニ《セビリアの理髪師》@新国立劇場
2005年10月14日(金)
新国立劇場 オペラ劇場
一昨日、新国立劇場の新演出《セビリアの理髪師》のプレミエへ行ってきました。
1970年代風のカラフルでポップな舞台は、なかなか凝った造りで、演出も楽しかったのだけれど、残念ながら音楽面が今ちょっとでした。
ロッシーニ特有のたたみ込むようなウキウキ感がなく、いま一歩のりきれていない感じでした。
これは指揮者のせいなのかなぁ?
それとも歌手のせいなのかなぁ?
きっと新国初登場の歌手ばかりだったので緊張して調子が出なかったのかもしれないし、2幕目は少し改善されていたようなので、日を追うごとに、もっともっと良くなるかもしれないですね。
それにしても、どうして、今回、新演出にしたのだろう?
以前の横にスライドする大仕掛けな舞台も悪くはなかったのに・・・
私としては、今回の回転式舞台とポップな美術も好きだけど、せっかく同じお金をかけるのなら、別の演目を新たなレパートリーとして加えて欲しかったな。
ロッシーニなら《チェネレントラ》とか・・・ 他にも色々あると思うのだけどなぁ。
◇ ◇ ◇
ロッシーニ《セビリアの理髪師》
指揮:ニール・カバレッティ
演出:ヨーゼフ・E. ケップリンガー
アルマヴィーヴァ伯爵:フェルディナンド・フォン・ボートマー
ロジーナ:リナート・シャハム
バルトロ:柴山 昌宣
フィガロ:ダニエル・ベルチャー
ドン・バジリオ:フェオドール・クズネツォフ
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
The comments to this entry are closed.
Comments